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城福新体制のFC東京が沖縄ラウンドを制す【総括:ニューイヤーカップ 沖縄ラウンド】

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2016年2月2日(火) 18:55

城福新体制のFC東京が沖縄ラウンドを制す【総括:ニューイヤーカップ 沖縄ラウンド】

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城福新体制のFC東京が沖縄ラウンドを制す【総括:ニューイヤーカップ 沖縄ラウンド】
若手選手を積極起用し、選手層の底上げにも成功したFC東京。

新シーズンの到来を告げるJリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ。2年目を迎えた同大会は、今年から新たに開催されることになった沖縄ラウンドで1月24日に幕を開けた。

FC東京北海道コンサドーレ札幌東京ヴェルディFC琉球が参加した同ラウンドで意地を見せたのは、昨シーズンの明治安田生命J1リーグで4位のFC東京だった。2月9日にAFCチャンピオンズリーグのプレーオフを控える首都クラブは、城福 浩新監督を迎えて臨んだ沖縄ラウンドの初戦でJ3のFC琉球相手に主導権を握られてスコアレスドロー。札幌との第2戦でも先制点を許す展開となったが、これで火がついたのか、鳥栖から移籍の水沼 宏太が右足で直接FKを叩きこむなどして逆転勝利を収める。東京Vとの第3戦はチャンスを決めきれない状況の中で後半アディショナルタイムにボランチの位置から飛び出した橋本 拳人が値千金の決勝点を決めて劇的なフィニッシュを飾り、これで通算成績を2勝1分けとして沖縄ラウンドの優勝を決めた。

新監督の下、シーズンを戦い抜くためのフィジカル強化とACLプレーオフを見越した戦術構築という両面を求められた沖縄キャンプである程度の目的を果たし、城福監督も「チャンスの数を考えたら得点力不足という課題はありますが、焦れる展開で無失点に抑え、最後に決め切って勝てたとポジティブに考えたい」とコメント。4-4-2と4-3-3という二つのシステムを併用し、若手選手も積極起用することで選手層の底上げにも成功した。同大会を通じて確実に手応えを得たFC東京が、ACLプレーオフでの勝利からアジアの舞台を目指す。

確かな足下の技術、軽快なパスワークでJ1、J2クラブと互角の戦いを披露した琉球。
確かな足下の技術、軽快なパスワークでJ1、J2クラブと互角の戦いを披露した琉球。

その他3クラブも収獲は多かった。中でもインパクトを残したのが、唯一J3から出場したFC琉球だ。元朝鮮民主主義人民共和国代表FWの金 鍾成新監督に率いられたチームは、軽快なパスワークでカテゴリ上位のクラブに対して互角以上の戦いを披露。足下の技術は確かなもので、20代のみで編成されたチームの大きな可能性を感じさせた。

北海道コンサドーレ札幌もまた、新シーズン開幕に向けて着実な収獲を得た。得点を多く決めた一方で、四方田 修平監督はいい形を作りながら決定機を生み出せなかったことを反省。若手の見極めと同時に精度を高めていくべきプレーを確認できたことをプラスに捉えていた。また、ベテランの小野 伸二、稲本 潤一、増川 隆洋を実戦起用するなど、今後に向けての明るい材料と言えるだろう。

3試合を通じてPKによる1ゴールにとどまった東京ヴェルディだが、攻撃面で課題を残した一方で守備面では我慢強さを披露。相手に押される展開ながらセンターバックのキャプテン井林 章が「要所の締め方がうまかった」と評価するなど、真剣勝負を通じて手応えをつかんだ模様だ。基本技術の高い選手がそろっているだけに、開幕までの1カ月間でしっかり積み上げていくことが期待される。

初開催となった沖縄ラウンドは、実施時期が開幕まで1カ月という早い段階で行われたこともあり、各クラブとも様々なテストを行うことで、現状を浮き彫りにさせる絶好の機会となった。この3試合で見えたものを、これからどうプラスにしていくのかに注目しておけば、開幕以降のチェックポイントが変わってくるはず。ここから各クラブが積み上げていくであろう取り組みと変化に注目しておきたいところだ。

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