明治安田生命Ｊ２リーグは7日に第27節の11試合が開催され、首位の札幌が清水に競り勝った一方で、2位の松本は水戸とスコアレスドローに終わり、両者の勝点差は7に広がった。
清水をホームに迎えた札幌は、開始5分に内村 圭宏のゴールで先制すると、28分にヘイスが加点。余裕の展開に持ち込んだかに思われたが、75分に北川 航也に1点を返されると、84分に鄭 大世に同点ゴールを許してしまう。しかし、最後にドラマが待っていた。試合終了間際の90＋4分、エースの都倉 賢が決勝ゴールを叩き込み、3-2と激戦をものにした。
水戸と対戦した松本は押し気味に試合を進めながらもゴールは遠く、0-0の引き分けに終わった。3位のＣ大阪はホームで横浜FCと対戦。杉本 健勇のゴールなどで2-0とリードしながら、75分に途中出場の三浦 知良にゴールを許すと、 79分にイバ、そして90+1分に内田 智也にゴールを奪われ、2-3とまさかの逆転負けを喫した。なお三浦は自身の持つＪ２最年長得点記録を49歳５か月12日に更新している。
ホームに徳島を迎えた岡山は10分に生まれた関戸 健二のゴールを守り抜き、1-0で勝利。Ｃ大阪をかわして3位に浮上した。京都は山瀬 功治のゴールなどで2-0と東京Ｖに快勝。3試合ぶりの勝利で5位に順位を上げた。
劇的な展開となったのは、町田vs山口。中村 祐也の2ゴールで町田がリードを奪ったが、前半アディショナルタイムに島屋 八徳が2点を奪って山口が同点に追いつく。後半は一進一退の攻防が続いたが、 82分に星 雄次が決勝ゴールを奪い、山口が逆転で激戦をものにした。
長谷部新体制下で初勝利を狙った千葉は、19本のシュートを浴びながらも守備陣が耐え凌ぎ愛媛と0-0で引き分けた。同じく吉田 恵監督に代わった岐阜は0-1で迎えた90+2分にエヴァンドロが意地の同点ゴールを叩き込み、1-1で讃岐と引き分け連敗を7でストップさせた。
長崎は永井 龍のゴールなどで2-1と熊本に勝利。群馬は山形に2-0と快勝を収めた。21位の金沢と22位の北九州の対戦は、両者譲らず1-1の引き分けに終わっている。
■試合データ
札幌vs清水
千葉vs愛媛
松本vs水戸
金沢vs北九州
岐阜vs讃岐
群馬vs山形
町田vs山口
京都vs東京Ｖ
Ｃ大阪vs横浜FC
岡山vs徳島
熊本vs長崎
