明治安田生命Ｊ２リーグは、6日に第40節の11試合が行われ、徳島に逆転負けを喫した札幌が首位の座を守ったものの、東京Ｖに勝利した松本に勝点で並ばれた。また讃岐に勝利した清水が2チームを3ポイント差で追走し、優勝・自動昇格争いがますます熾烈を極めることとなった。
徳島の本拠地に乗り込んだ札幌は、ジュリーニョのゴールで先制しながら、前半のうちに同点に追いつかれると、55分に山﨑 凌吾に逆転ゴールを許し、1-2で敗れた。東京Ｖをホームに迎えた松本は、石原 崇兆と高崎 寛之にゴールが生まれ、2-0と快勝。得失点差で下回るものの、首位の札幌と勝点81で並んだ。
3位の清水も鄭 大世の6試合連続ゴールなどで、2-1と勝利。7連勝を達成し、勝点3差で上位2チームに迫っている。4位のＣ大阪は杉本 健勇のゴールで、愛媛に1-0と勝利したが、2位の松本と勝点9差は変わらず、残り2試合で自動昇格は不可能となった。前節まで5位の岡山は水戸に1-2と競り負け、6試合勝利なしに。序盤の2得点で熊本を撃破した京都が、岡山をかわして5位に浮上している。
プレーオフ出場の可能性を残していた横浜FCは岐阜に0-2と完敗。6位の岡山とは勝ち点6差で数字上ではプレーオフ進出の可能性を残したが、得失点差を考慮すれば厳しい状況に追い込まれた。一方、勝った岐阜は2連勝で、最下位から一気に降格圏を抜け出す19位へと浮上した。
代わって最下位に転落したのは、千葉に1-2と逆転負けを喫した金沢。町田に1-3と完敗した北九州は21位へと転落。清水に敗れた讃岐は20位となった。
群馬は山口に2-0と快勝を収め、残留が決定。山形は終了間際に永藤 歩が値千金の決勝ゴールを叩き込み、1-0で長崎に勝利。勝点を43に伸ばし、こちらも残留をほぼ手中に収めている。
■試合データ
山形vs長崎
松本vs東京Ｖ
岐阜vs横浜FC
岡山vs水戸
讃岐vs清水
徳島vs札幌
北九州vs町田
熊本vs京都
金沢vs千葉
群馬vs山口
Ｃ大阪vs愛媛
