新年あけましておめでとうございます。サッカーを愛する皆さまにとって、より一層素晴らしい１年となるよう祈念いたします。
2016シーズンのＪリーグは、明治安田生命Ｊリーグチャンピオンシップを制し年間チャンピオンとなった鹿島アントラーズが、ＦＩＦＡクラブワールドカップでアジア初のファイナリストとなり、日本のクラブサッカーが世界から大きな注目を集めるなかで幕を閉じました。この結果は、我々にとってクラブ世界一は決して遠い目標ではないことを改めて実感した出来事となりました。
来る2月25日より２０１７シーズンの明治安田生命Ｊリーグが開幕します。明治安田生命Ｊ１リーグは3シーズンぶりに１ステージ制を採用し、リーグ戦のみのホーム＆アウェイ総当たり２回戦制となります。12月2日までの全306試合、そして毎年激しい昇降格争いが繰り広げられる明治安田生命Ｊ２リーグ、そしてアスルクラロ沼津が新加入する明治安田生命Ｊ３リーグ含め、すべての試合で高いパフォーマンスを伴う好ゲームをお見せしたいと思います。
２０１７シーズンは、リーグ全体の底上げのために、世界のフットボールシーンにおいてＪクラブが常に挑戦し続けられる環境を整えてまいります。Ｊリーグ主催にて初めて開幕前にアジアでプレシーズンマッチを行います。またサマーブレイク期間にも海外チームとのプレシーズンマッチを企画しています。2月からグループステージが始まるＡＦＣチャンピオンズリーグのタイトル奪還は長年の悲願です。日本サッカー協会、Ｊリーグ、出場クラブが一丸となってアジア王座、そして世界一への挑戦権をなんとしても獲得したいと思います。
決勝戦が秋の風物詩となっている「ＪリーグＹＢＣルヴァンカップ」は、プレーオフステージの導入でさらに見どころが増します。東京オリンピックのスター候補となるニューヒーローの誕生も見逃せません。記念すべき25回目のルヴァンカップがどのチームの頭上に輝くのか、ぜひご注目ください。
本年はＪリーグにとって大きな変化の年となります。明治安田生命Ｊリーグは、新たにＤＡＺＮ（ダ・ゾーン）による全試合生放送がスタートします。ファン・サポーターの皆さんには、身近なメディアを通じて試合中継のみならず、シーズンを通じて楽しんでいただけるコンテンツを充実させ、Ｊリーグを余すことなくお伝えすべく準備を進めております。同時に、Ｊクラブにとってこれまで以上に強化、経営の両面で大きなチャレンジができる土壌が整いつつあります。これを大いに活用し成長速度を上げ、一歩、二歩とリードするクラブが表れることを期待します。２０１７シーズンを、より魅力あるリーグにするためＪリーグ、クラブ、そしてＪリーグを支える多くの皆さまと一致団結して創り上げていきたいと思っております。
本年もＪリーグの活動に対し、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
