セレッソ大阪は5日、キャンプ地の宮崎で、セビージャ（スペイン）より完全移籍で加入した、清武 弘嗣の記者会見を実施しました。
4年半ぶりの復帰となる清武が、移籍の経緯や今季にかける意気込みを語っています。
以下、記者会見での清武 弘嗣のコメントです。
「4年半ぶりにセレッソ大阪に帰ってきました。今回、社長や大熊さん、スポンサーの皆様には本当に感謝しています。その感謝を表現しないといけないと思っていますし、セレッソはタイトルを獲らないといけないチームなので、しっかりと獲れるように頑張りたいと思います」
――今、移籍会見の場にいることを、どのように感じていますか？
「不思議な感じというか。でも、すごい幸せですし、光栄に思います」
――Ｃ大阪復帰の決断の理由と、そのタイミングについて。
「去年の10月、11月くらいから、セビージャの試合になかなか絡めなって、いろいろと考えていく中で、今自分が動けるタイミングで日本に帰るのもいいのではないかと思いはじめました。他のヨーロッパのチームからのオファーもありましたけど、自分がサッカー選手としていい時期に日本でやるのもいいのかなと。日本に帰ってくるなら絶対にセレッソと決めていたので、今回オファーをいただいて、１月31日に決まりました」
――なぜＣ大阪というチームでプレーしたいのか？
「2010年にセレッソに加入したんですが、僕が一番サッカーの楽しさを感じたチームだったので。セレッソはそういうクラブだと思うので、また楽しくサッカーをしたい。それが一番の理由です」
――海外でプレーしたことで、清武選手が得たものは？
「技術的に伸びたとは思ってませんけど、気持ちだったり、闘う姿勢は海外で身に付きましたし、この4年半で自分のサッカー人生というか、いろんなことに向き合えて来れたので、それが一番成長した部分かなと思います。海外は自分の時間がすごく長いですし、自分と向き合う時間がたくさんあったので、それが一番僕にとって良かったかなと思います」
――海外にいる時も、Ｃ大阪の状況は気になっていましたか？
「知っている選手がたくさんいるので、毎年注目していました」
――昨シーズンの戦いぶりはどう映っていましたか？
「僕がどうこう言える立場ではないので、なんて言っていいかわからないですけど、Ｊ１昇格は嬉しかったです。セレッソ大阪というチームは、Ｊ１にいなければいけないと思うので、自分のことのように嬉しかったです」
――今シーズンのメンバーの印象は？
「少しずつメンバーは変わってきていると思いますが、知っている選手がたくさんいて、若手も多い。相変わらず仲が良いなとは思っています」
――チームメイトの反応は？
「宮崎で僕はシャケさん（酒本）とマル（丸橋）、関口さんと一緒の部屋で、一番最初にシャケさんに会って、お帰りと言ってくれたのはすごく嬉しかったです」
――Ｃ大阪ではどんなプレーを見せたいか？
「もちろん海外から帰ってきて、自信のないようなプレーはできないですし、期待やプレッシャーはありますけど、今はワクワクしています。チームを勝たせる選手になりたいですし、良い順位で終われるように、良いシーズンにしたいと思います」
――シーズンに向けてどのように準備を進めていきたいか？
「開幕まであと2、3週間しかないので、詰めるところは詰めて、監督がやりたいことを理解しながら、すり合わせていきたいです」
――ユン・ジョンファン監督の印象は？
「弟（清武 功暉）が鳥栖でユンさんと一緒にやっていたので、すごく厳しい監督と聞いていますし、走ることを求める監督だと言っていました」
――今季の目標を教えてください。
「みんな思っているでしょうけど、何かしらタイトルが欲しいです。タイトルを獲ることで、セレッソ大阪というチームがもっともっと強くなると僕は信じている。それに向けて自分の力を100パーセント出したいと思います」
