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戦力充実の磐田が連覇を達成 鹿児島は格上相手に手応えを得る【総評:JリーグDAZNニューイヤーカップ 鹿児島ラウンド】

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2017年2月16日(木) 18:39

戦力充実の磐田が連覇を達成 鹿児島は格上相手に手応えを得る【総評:JリーグDAZNニューイヤーカップ 鹿児島ラウンド】

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戦力充実の磐田が連覇を達成 鹿児島は格上相手に手応えを得る【総評:JリーグDAZNニューイヤーカップ 鹿児島ラウンド】
1勝2分とした磐田が、勝点と得失点差で並んだ鹿児島との抽選を制し、前回大会に引き続き2連覇を達成した。

JリーグDAZNニューイヤーカップ 鹿児島ラウンドは、磐田の優勝で幕を下ろした。

初戦の熊本戦はスコアは1-1と均衡したものの、中村 俊輔や川又 堅碁ら新戦力を起用し試合の大半を支配。続く北九州戦では、若手を積極的に起用しながらも1-0で勝利を手にすると、鹿児島との最終戦では、先制されるも後半ロスタイムに追いついて1-1のドロー。1勝2分とし、最後は勝点と得失点差で並んだ鹿児島との抽選を制し、前回大会に引き続きニューイヤーカップ2連覇を達成した。

熊本との初戦では中村俊や川又といった新戦力が躍動。新シーズンへの期待が膨らむ内容となった
熊本との初戦では中村俊や川又といった新戦力が躍動。新シーズンへの期待が膨らむ内容となった

熊本戦が磐田での初めての実戦となった中村俊は、積極的にボールを受けては散らし、早くもチームの中心としての存在感を放っていた。川又らチームメイトの元に駆け、積極的にコミュニケーションを取る場面も見られた。川又も堅実なポストプレーとゴール前でのキレの良さを発揮し、ゴールも決めている。昨季までの得点源だったジェイの穴を埋める働きが期待できる。名波 浩監督は「出し手と受け手のイメージの共有がまだ十分ではない」としながらも、攻撃については今シーズンを戦う計算が立っている様子であった。一方、キャンプで重点を置いていた守備については、課題が残った。

「守備の連動と縦ズレ、横スライド、それから中締めの3点をフィールドの10人がしっかりできないと高い位置からプレッシャーをかけていく磐田のスタイルが存分に発揮されないと思うので、まだまだすり合わせないといけないところが沢山あります」(名波監督)

今季から鹿児島を指揮する三浦監督。先を見据えたチーム作りを実践している
今季から鹿児島を指揮する三浦監督。先を見据えたチーム作りを実践している

その磐田と同じ成績を残した鹿児島は、今シーズンから三浦 泰年監督が就任し、ポゼッションからのパスサッカーを目指す。J3所属ながら、J1の磐田、J2の熊本を相手に五分に渡り合えたことは選手たちの自信になるだろう。いいチーム状況で開幕を迎えることができそうだ。三浦監督はそれでもアマチュア意識が抜けきらない選手たちに警鐘を鳴らす。

「まだまだ選手間でミスが許されています。プロである限りミスは許されない、という気持ちで臨んでほしいです。もちろん、サッカーはミスを前提としたスポーツですし、ミスをしたら取り返せばいいという考え方もあるんですけど、もっとひとつのミスが大きな結果を失うということを頭に入れながらプレーしてほしいです」(三浦監督)

今シーズンを戦うJ3ならいまのままで通用するかもしれないが、三浦監督は来年以降を見据える。さらに上のカテゴリーで成功のために、今後はプロとしてのメンタリティを身につけることが焦点になる。

1分2敗で大会を終えた熊本。一つ一つ着実に課題を克服し、開幕戦に備えたい
1分2敗で大会を終えた熊本。一つ一つ着実に課題を克服し、開幕戦に備えたい

順調なチームがあれば、なかなか結果に繋がらないチームもある。1分2敗で大会を終えた熊本は、初戦で磐田に先制されながらも追いついて引き分けたものの、カテゴリーが下の鹿児島と北九州に対して苦渋を舐めた。課題は、ボールを保持しながらゴールを奪う形が作れなかったこと。格上の磐田に対しては、攻め込まれながらも我慢強く守りカウンターでゴールを奪うことができた。しかし、自分たちより力が劣る鹿児島や北九州に対しては良い攻撃を仕掛けることができなかった。

清川 浩行監督は、大差で負けた3戦目の後に「鹿児島戦では、相手が引いて守備のブロックを引かれたときに入っていけなかったのですが、そこはだいぶ改善されたかなと思います」と手応えを感じていた。

福岡から加入した平井は大会2ゴールをマーク。北九州の攻撃において貴重な戦力となりそうだ
福岡から加入した平井は大会2ゴールをマーク。北九州の攻撃において貴重な戦力となりそうだ

最終戦を3-0で快勝した北九州の原田 武男監督は「このキャンプで一歩一歩改善されている」と前を向く。1月からチームを見る新監督がまず着手したのは、守備の整備。守から攻への切り替えや、ボールの奪い方については一定の手応えを得た。

「ディフェンスラインが低くなってしまうと、攻撃に切り替えたときのパワーが弱くなってしまうので、ディフェンスラインをもっと高く保つことができれば、もっとチームとしてよくなると思います」(原田監督)

それぞれのチームが一つ一つ着実に課題を克服し、開幕戦に備えたいところだ。

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