10月15日に開催されました、Ｊリーグ主管試合である２０１６ＪリーグYBCルヴァンカップ決勝にてPK戦となった際、浦和レッズサポーターによる違反行為がありました。
本件に関し、Ｊリーグ試合運営管理規程に基づき下記の通り処分しましたので、ご報告いたします。また、違反行為に関連してＪリーグの運営において事前や当日の対応に不備がありましたことをお詫びいたします。
【違反行為と処分について】
・違反行為
南サイドスタンド自由席（ゲートNo219,220）は大旗使用禁止エリアになっているにもかかわらず、大旗使用により会場運営を妨害した
・処分対象
2名
・処分内容
浦和レッズが出場する今シーズンのＪリーグ公式戦全試合および実施予定である2017スーパーカップの入場禁止処分とする
①２０１６明治安田生命Ｊ１リーグ２ｎｄステージ15節、16節、17節
②明治安田生命２０１６Ｊリーグチャンピオンシップ全試合
③実施予定である2017スーパーカップ(仮称)
上記違反行為および処分については、10月20日に当該旗の使用者を含む複数の浦和レッズサポーターと事実確認の場を持ち、決定しました。また、その際に、浦和レッズサポーターから今回の試合運営について、以下のご指摘を頂きました。
・南サイドスタンド自由席（ゲートNo219,220）および緩衝帯の設置および運用方法の不備
・南サイドスタンド自由席（ゲートNo219,220）への導線が不明瞭だったことによる混乱
・「観戦マナー＆ルール」の告知の遅さ（試合日前々日の10/13 20:01）
・「観戦マナー＆ルール」について、当日会場の該当エリアでも周知がなかったこと(案内張り紙、警備員による声がけ等)
・大旗の定義が不明瞭であること（クラブによって定義が異なるため、理解が相違した）
またガンバ大阪サポーターとも試合当日に意見交換の場を持ち、以下のご指摘をいただきました。
・南サイドスタンド自由席（ゲートNo219,220）および緩衝帯の設置および運用方法
・コレオグラフィーや横断幕掲出などの運用ルールの明確化
・ガンバ大阪ゴール裏からメインスタンド側へのコンコース導線の運用方法
今回の試合運営に関しまして、試合の主管者として、上記のようなご指摘などについて、事前、当日ともに十分な対応ができませんでした。試合運営の管理責任を重く受け止めております。
ご来場されたファン・サポーター、出場クラブであるガンバ大阪および浦和レッズに混乱を招いたこと、ご来場されましたお客様に不快な思いをさせましたこと、ならびに本試合に関係する皆様にご迷惑をおかけしましたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
今後の主管試合においては、これらの点において出場クラブと協力を図り、同様のことがないよう努めてまいりますので、今後ともご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2016年10月21日
公益社団法人日本プロサッカーリーグ
