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ハリルホジッチ監督「この試合に勝つための全ての努力をしてくれることを期待している」【試合前日監督コメント:日本代表vsタイ代表】

2017年3月27日(月) 18:20

ハリルホジッチ監督「この試合に勝つための全ての努力をしてくれることを期待している」【試合前日監督コメント:日本代表vsタイ代表】

ハリルホジッチ監督「この試合に勝つための全ての努力をしてくれることを期待している」【試合前日監督コメント:日本代表vsタイ代表】
本当にタイ戦は何が起こるかわからないと話すハリルホジッチ監督

3月28日に行われるロシアワールドカップ アジア最終予選のタイ戦を控えた日本代表ハリルホジッチ監督のコメントです。

■ヴァイッド ハリルホジッチ監督
試合が迫ってきた。UAE戦でも素晴らしい試合をしたし、選手にはこの価値は次の試合に勝つことによって生まれると言った。UAE戦が終わった後に次はタイ戦だぞと。たくさんの人が簡単な試合だと思っているかもしれないが、私は逆で、これは難しい試合になるぞと。ちょっとの気の緩みが受け入れられない結果を生む。まず一戦目のまずい一歩がこれから補われることを期待している。我々の向上は続くが、タイはとにかくいいチームなので気をつけないといけない。とにかく勝利を求めている。選手がやらなければいけない段階だ。

――大迫、今野選手の離脱でメンバーが変わるのは必然だが、それ以外にも入れ替える考えは?
「大迫、今野の不在は不利に働く。特にUAE戦のパフォーマンスは素晴らしかったので。もちろん長谷部のケガもある。ただ、難しいが現実を見なければいけない。他のソリューションを見つけないと。他の選手にチャンスを与えないといけない。昨日の朝に話したが、チャンスがあるならば行動を起こしなさい、競争は存在していると。仲間がもっとモチベーションの上がった状態になった。チームのため、けが人のために試合をしなければいけないというモチベーションだ。この試合に勝つための全ての努力をしてくれることを期待している」

――アウェーで戦って、次にホームで戦う上で、チームの気を引きしめるためにやっていることは?
「まず、選手に今日、モチベーションがなかったら疑問を持たなければならない。ワールドカップの門が開いている状態だ。今日は対話形式よりも私が選手に向けて発信した。これは名声、威厳のある戦いになると、ワールドカップを手にするかどうかの戦いになるぞと。UAE戦後に気を緩めたら、プロとして失敗だと。チームが歴史を作り、チームのための歴史を作っていく、彼らが責任を持って作っていくものだ。もちろんスタッフとガイドしていくし、引き連れるための経験が私にはある。明日、先発するチームは頭がすっきりした状態で臨み、最大限を出すと思う。

このチャンスを逃してはいけない。埼玉スタジアムが満員なのもわかっている。ダイナミックさを雰囲気的に作ることができた。サポーターのみなさんがさらに手助けしてくれると思っている。その雰囲気を作っているので、絶対に失敗してはいけない。タイを過小評価位してはいけない。クオリティのあるチームだ。すべての試合を見ているが、すべての試合、イラク戦以外だが、すごくいいプレーをした。オーストラリアにも勝ちそうなところまでいった。サウジ戦もUAE戦も素晴らしいプレーをしていた。本当に高いモチベーションでハードワークしないといけない」

――大迫、今野の代役は現時点で決まっているか? UAEのテーマは「経験」だったが、タイ戦のテーマは?
「大迫に代わる選手は用意している。今回のアウェーでの勝利がおそらく自信、経験をもたらしたと思う。アウェーで勝つと、新たな義務が生まれる。この勝利で満足してはいけない。続けることが大事。明日、またさらに新たな将来が生まれて、さらに重要な義務が生まれる。そうすることでチームが成長する。そういうことでワールドカップに用意する。ワールドカップは4年かけてやらなければいけない、私は3年だが。一歩悪い歩みをしてしまえば、3年の努力が無駄になってしまう。このチームの将来も抱えているが、日本サッカー全体の将来も我々は抱えている。数年前、良くない結果になり、去年徐々に成功が始まったと言っていいだろう。今のところいい結果が生まれている。日本のサッカーのショーウィンドーはA代表なので、いい結果を生めばショーウィンドーはより美しくなる。個人的に思っているが、私が率いた3チーム目としてワールドカップに連れていきたい。今まで以上に、このプロジェクトにハードワークして臨みたい。これを失敗するような愚かなことはしないつもりだ」

――UAE戦は対策が当たった。逆に対策されるホームでは苦労することが多いが?
「今まで、アウェーでかなり困難な状況があった。歴史を見れば、オーストラリア、UAEにも勝ったことがなかったと言われていた。シンガポール戦の悪い試合から始まった。最終予選のUAEもそうだった。毎回繰り返したくないが、審判の笛もあった。ただ、この悪い2試合も攻撃の組み立てはよかった。我々が支配した。私たちの分析では決定的なところで仕留めなかった、チャンスがなかったと思っている。シンガポール戦はこれだけビッグチャンスを作りながら、なぜという展開だった。UAE戦はまた違うが。勝つべき試合を負けてしまったが、内容はよかったと思う。

タイ戦に向けて2つのソリューションを用意している。ディテールは言いたくないが、本当にタイ戦は何が起こるかわからない。選手にはよくない面をわざわざ説明する必要はない。ただ、何が起こってもおかしくないのでソリューションは用意しておかないと。プレッシャーに引っかからないように、自信がない状態も作らない方がいい。まず、今日の朝に伝えたのは、頭の中を用意しなさいということ。プレーするには素晴らしい雰囲気が作られるので、とにかく強い気持ち、集中を見せなさいと。それからFWには冷静さを保てと。特に慌てるなと。もちろんできるだけ早く点を取るに越したことはないが、点が入らなくても自信を失ってはいけないし、最後まで冷静にと伝えた。我々のクオリティに疑問を抱く必要はないと思う。選手には祝福した。

それから、みなさんもいろんな質問をしてくれて、たとえばよく言われたのは、一戦目に負けたら突破はできないということ。本当に最終予選突破の候補のところまできた。今度はそれを確認しないといけない、気を緩めてはいけない。プレッシャーがさらに強まっているが、ハイレベルなプレッシャーは越えていくべきもの。重要な試合になればなるほどプレッシャーはかかる、それがフットボール。明日、明後日はさらにプレッシャーがかかる。それをしっかりコントロールできないといけない。個人的にはプレッシャー大好き。日本を去るかという質問もされたが、そういう質問も好きだ。どんどんプレッシャーをかけてくれほしい、大好きなので。そういうプレッシャーはいいものではないかもしれない。みなさんもギリギリのラインを超える人もいるが、私にとってはもっと勝つためのやる気、モチベーションが上がるもの。この性格を選手に伝えたい。簡単ではないが、私の妻、選手に伝えたい。とにかく勝つのが大好きなので。もちろん、我々の仲間が全員こんなわけではない、わかると思うが。ただ、このグループに本当に愛着がある。選手は素晴らしい人間ばかりだ。ただ、君たちを愛するためだけにきたわけではない、一緒に勝つために来たと言っている。お互いリスペクトしてやっていきたい」

――明日のスタメンはもう決めているか? サプライズはあるか? 本田は入っているか?
「昨日、戦術トレーニングをしてすごくよかったし、いろんなソリューションを用意した。まだヴァイッドのことをあまり理解できていないかもしれないが、11人の先発は決まらない。23人が先発だ。それがこのチームの長所。ひとりで局面を打開して勝てる選手はいない。ここまでコレクティブなプレーで勝ってきた。ひとりで5人抜いて、違いを見せつけて勝った試合はない。長所はコレクティブと理解してほしい。そのおかげで今ここにいる。このチームはさらに伸びる。

だた、ベースはコレクティブ。もちろん、その長所の上に個人の長所は必要だ。そのやり方でいい結果を生む。試合の前に、各選手が何をしなければいけないか、攻撃、守備、すべてを把握している。ゲームプランも個人、組織すべて説明する。前回もオーストラリア、UAEでいろんなテストをしているし、戦術をしっかりやってくれた、ゲームプランをしっかりリスペクトしてくれたし、ペナルティはちょっと与えてしまったが、一回も勝ったことがない地で2試合勝てた。ただ、このチームはアウェーでも勝てると見せられた。だから、私は楽観的でいる。野心がもっと上がるのは……、試合後にまた話す。すべてうまくいけば」

ロシアW杯アジア最終予選 特集

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