
JリーグとJクラブは、「ピッチ上のフェアプレー」、「ファイナンシャル・フェアプレー」、「ソーシャル・フェアプレー」という「3つのフェアプレー」が、JリーグやJクラブを発展させる基盤となる重要な概念であることに合意し、これを積極的に推進しています。
ソーシャル・フェアプレーの浸透に向けた具体的取り組み
ソーシャル・フェアプレーの浸透には、「全員で」「定期的に」「繰り返し」身につけることが重要。
Jリーグが社会の信頼を維持するために、できる取り組みから早急に着手する。
Jリーグ
- ソーシャル・フェアプレーの徹底に関する研修システムの構築
(1)Jリーグ全体で統一感があり、持続性ある仕組みをつくる(研修義務化。クラブライセンス交付規則改定)
(2)研修教材として頒布できるツールの開発(現状のツールを再編) - 研修の早期実施(可能なものから即座に実行する)
- ソーシャル・フェアプレーを侵害するような事案(いわゆる有事)に対応する組織体制のメンテナンスと再編
- 上記を基軸として、「コンプライアンス規程」等の規程関係のメンテナンスと再編
Jクラブ
- 「コンプライアンス・オフィサー」の選任(従来のコンプライアンス担当を発展的に改める)
- クラブに所属する全員を対象に、ソーシャル・フェアプレーの徹底に関する研修受講開始
- いわゆる有事が起きた際の対応組織をクラブ内設ける
今後の具体的活動案
- 「八百長対策セミナー」の再実施 (4月18日・選手契約担当者会議) (実施済み)
→ セミナーの内容は出席者から各クラブにフィードバック。
→ 内部通報窓口の普及、浸透も図る - 「不当要求防止責任者講習」
→ 反社会的勢力からの不当な要求、圧力に対する責任者を警察が認定する制度。
各都道府県警察で講習を実施している。クラブと地元警察が連携。 - 「人権研修」
→ 各都道府県の法務局が主催する、人権に関する研修。 - コンプライアンス研修
→ Jリーグが提携するコンサルタントに依頼予定。