2017年▷▷就任1年目でクラブ初のJ1リーグ制覇!

2016年シーズンの終盤、コーチからの昇格で就任が発表された鬼木達(おにき・とおる)監督。

川崎FのOBでもある鬼木監督には、『シルバーコレクター』と呼ばれてきた川崎Fを変える手腕が期待されていました。

2017年シーズンは開幕戦で勝利すると、ほとんどの試合でゴールを決める攻撃的なスタイルを貫き続け、上位をキープし続けます。

そして2位で迎えた最終節。第34節の大宮戦で5-0で圧勝すると、首位の鹿島が引き分け、得失点差で逆転!クラブ初のJ1リーグ優勝を成し遂げました!

シーズン終了後は鬼木監督個人も優秀監督賞を受賞。就任初年度からタイトルずくめの1年となりました。

2018年▷▷圧倒的な強さでJ1リーグ2連覇!

連覇を目指し臨んだ鬼木政権2年目のシーズン。

変わらず攻撃的なスタイルを継続し、上位相手に苦しむ試合もありましたが、勝点を着実に積み重ね続けます。

第32節のC大阪戦では敗れたものの、2位の広島が敗れたため首位が確定、最終節を待たずして2連覇を達成しました!

2位以下に勝点12の差をつけるなど、圧倒的な強さが目立ったシーズンとなりました。

2017年に引き続き、鬼木監督個人も優秀監督賞を受賞しました。

2019年▷▷苦しんだシーズン。つかんだ2つの初タイトル

鬼木政権3年目。J1リーグ開幕前のFUJI XEROX SUPER CUPで浦和レッズに勝利し初優勝!幸先良くシーズンに突入します。

しかし、開幕から勝ちきれない試合が続くと、4、5月に連勝で持ち直しますが、夏頃から失速。J1リーグは4位で閉幕しました。

2019JリーグYBCルヴァンカップでは順調に勝ち上がり決勝へ進出すると、北海道コンサドーレ札幌との延長戦、PK戦にまで及ぶ死闘を戦い抜き勝利!クラブ初のJリーグカップ優勝をつかみました。

リーグ戦は低調でしたが、6月30日の第17節磐田戦に勝利し、監督就任後50勝を達成!節目のシーズンとなりました。

2020年▷▷記録ずくめの強さで3度目の優勝

鬼木監督4年目。再起を図った2020年は開幕戦の鳥栖戦で勝ちきれず、その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断を強いられた序盤となりました。

しかし、再開後の7月4日J1リーグ第2節鹿島戦から11節C大阪戦まで10連勝!2003年以降では同一シーズンでのJ1新記録を達成します。
また13節清水戦から25節FC東京戦までは12連勝で自らの記録を塗り替えるなど、史上類を見ない強さを誇り首位を快走します。

そして11月25日第29節、2位のガンバ大阪との直接対決に5-0で勝利し、2年ぶり3度目の優勝!
4試合を残しての優勝は史上最速、88ゴールは最多得点記録、26勝は最多勝利、3敗は最少敗戦と、記録ずくめのシーズンとなりました。また、天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会決勝でもG大阪を下し初優勝!

鬼木監督は国内3大タイトルを4年連続で獲得した史上初の日本人監督となり、優秀監督賞を受賞。月間優秀監督賞も2・7月、8月に受賞するなど、その手腕が大いに光った1年でした。

2021年▷▷5年で100勝目!負け知らずで独走中!

鬼木政権5年目の今シーズンは、開幕前のFUJI XEROX SUPER CUP 2021でG大阪に劇的な勝利を飾り優勝すると、開幕戦の横浜F・マリノス戦に勝利し、以後無敗記録を継続中!

4月7日には川崎FはJ1リーグ通算300勝を達成し、その強さを継続しています。

そして、5月30日には鬼木監督就任後100勝も達成しました!

川崎Fの強さがJリーグを盛り上げてくれていますが、このまま独走を許すのか、それとも対抗馬が現れるのか…シーズンはまだまだこれから。目の離せない戦いが続きます!

連覇か?タイトル総なめか?5年目の鬼木政権に注目!

鬼木監督と川崎Fの5年間を紹介しました。

まさに全盛期と言っても過言ではない川崎Fと鬼木監督はどこまでタイトルを積み重ねるのか。

これからの戦いぶりに注目です!