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【J1:第24節 湘南 vs 仙台】レポート:先制した湘南、今季2度目の3得点で6戦ぶりの勝点3。仙台も終盤猛攻に出るが届かず。(13.09.01)

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湘南にとって8試合ぶりとなる先制機は32分に訪れた。大竹洋平のコーナーキックに島村毅がヘッドを合わせ、均衡を破る。今季初ゴールに続き、後半にもコーナーキックから追加点のネットを揺らした島村は、「ボールが絶妙で」とキッカーを称えた。思えば島村は、「元FWっぽさをもっと出していきたい」と、ゴールへの意欲を高めていたものだった。大学時代、ゴールへの貪欲さから“虎”と呼ばれた元FWがようやくその牙を剥いた。

90分間の背景にある、変化が加えられた陣容も見逃せない。DFの並びが変わり、また右のアウトサイドに宇佐美宏和が入った。第9節C大阪戦以来の出場となった宇佐美は、あるとき語っている。「味方のミスを助けたり、自分の特徴を出しながらもっとチームのためにプレーしていかなければいけない。自分を乗り越えられるかどうかだと思う」。まずは守備力を活かし、ハン グギョンとともに相手のカウンターの芽を摘んだ。攻めている際のリスクマネジメントを強めていたチームにあって、こと切り替え時の守備は効いていた。

しかし一方の仙台も、武藤雄樹が裏へ抜けるなどしてラインを押し下げた先で、クロスやフィニッシュに至る場面を序盤からつくっていた。そんな仙台の反撃は、失点後間もない。富田晋伍に始まった組み立ては、太田吉彰と梁勇基を経てウイルソンに届いた。「梁とヨシのコンビネーションからいいクロスが来た」と、こちらも湘南の島村同様にお膳立てを称えた。ウイルソンは終盤にも相手のファウルによって獲得したPKを沈め、この日2得点を挙げた。だがそれでも、「2点を決められたのは嬉しいですが、なによりチームの勝利を願っているので……」と語ったように、堅守を誇る仙台にあって、しかしこの日は2点では足りなかった。

試合前日、湘南は選手だけでミーティングを行なったという。馬場賢治が音頭を取ったとも聞く約1時間のミーティングでは、それぞれの考えを出し合い、あらためて想いをひとつにした。来季もJ1でプレーしようという想い、敵将も触れた一体感、勝利に対する執念は、ゲームを通じて攻守に漲っていた。

1−1で折り返した後半、仙台は4−3−3にフォーメーションを変え、早々に攻勢を捉えもした。かたや湘南もこれを凌ぎ、反撃に繋げていく。58分の島村による2点目は、再び大竹のコーナーキックが契機だったが、端緒はチームとしての縦への推進力に他ならない。ポゼッションから島村、大竹、さらに高山薫へと縦に繋ぎ、高山が狙ったミドルがコーナーキックを呼び込んだ。この日2得点に係わった大竹の特筆すべきは高い技術はもとより、それを背景に十中八九、前にボールをつけるところだろう。「周りが彼のプレーを理解していることが大きい」と曹貴裁監督が語ったとおり、また大竹自身も「みんな前に意識があるからやりやすい」と語っているように、この日は機会のなかった梶川諒太との連係然り、チームとしての縦への意識のなかで互いに活かし活かされているからこそ活躍は導かれる。

湘南はさらに64分、ウェリントンがヘッドで3点目をねじ込む。アシストしたのは遠藤航だった。3バックの右としてビルドアップの起点となり、前半にも同様の形で決定機を演出していた。湘南のこの3点目以降、PKに至ったセットプレーを含め、終盤は仙台の猛攻が続いた。右から左からクロスを入れ、防戦一方の湘南を尻目にゴール前を攻め立てる。だが気の遠くなるほど長く感じられた4分のアディショナルタイムにも、スコアはそれ以上動かなかった。

試合後、不意に語られた手倉森誠監督の言葉が胸を突く。「湘南とはJ2時代からずっとしのぎを削ってきた仲。勝ったり負けたりしているなかで、今日は平塚競技場をつくり出すサポーターの雰囲気にやられたなと実感した。彼らの一体感をものすごく感じたゲームでした」。ユアスタではいつも逆の想いに駆られるだけに、その言葉はことさら耳に誇らしく響く。この日はホームの湘南に軍配が上がった。両者のつぎの戦いは果たしてどんな結果となろう。来季をまた、見たい。そのための一戦一戦がこれからも続いていく。

以上

2013.09.01 Reported by 隈元大吾
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