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《ワールドユース2005》★大熊 清 監督インタビュー〜1〜★(05.05.24)

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大熊 清(おおくま きよし)
1964年6月21日生 埼玉県出身
浦和南高‐中央大‐東京ガス(現・FC東京)
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中央大コーチ、東京ガス監督、FC東京監督などを経て、2002年より日本サッカー協会技術委員。
2002年8月よりU-20(当時U-19)日本代表【ワールドユース UAE2003世代】監督に就任。【ワールドユース オランダ2005世代】の監督としても、2003年7月のチーム立ち上げ当初から携わってきた。
●2000年3月 アジアサッカー連盟 月間最優秀監督賞受賞。


監督としては史上初、2大会連続の「FIFAワールドユース選手権」に向かう大熊清。
今回のチームには、国見高校出身の中村北斗(福岡)、兵藤慎剛(早稲田大)、平山相太(筑波大)、市立船橋高校出身の増嶋竜也(F東京)、カレン ロバート(磐田)らに、1学年下の本田圭佑(名古屋)、前田俊介(広島)らが食い込み、さらには次回(2007年)のユース代表世代である森本貴幸(東京V)も加わる。前回UAE大会メンバーに比べると知名度のある顔ぶれがそろい華やかな印象だ。

ただ、ワールドユース選手権の予選も兼ねたAFCユース選手権が行われた04年9月の時点では、このチームの主力たちがJリーグ入りして半年の新人選手という状況で、チームでレギュラー争いに食い込む選手も少なかった。さらに大学組の平山・兵藤がそろって不振にあえぎ、梶山陽平(F東京)の負傷など主力選手たちが実力を発揮できないままに大会は進んだ。優勝を目指して開催地・マレーシアに乗り込んだAFCユース選手権だったが、ワールドユースの出場権は獲得したものの不本意にも3位という成績で終わっている。

かろうじて世界への挑戦権を手に入れた日から早8ヶ月。その間にU-20日本代表はカタール(05年1月)、ブラジル(3月)と2度の海外遠征を行い、レベルアップをはかってきた。
「あとは戦うだけ」(大熊監督)の時期に来た今、改めてこのチームの歩んできた道のり、そして実像をつかむべく、指揮官に迫った。(インタビュー:了戒美子)

★「大熊 清 監督インタビュー〜2〜」はこちらから


ワールドユースのオランダ戦は、選手たちにとって未体験ゾーンのすごさになると思う。
選手自身のために、ワールドユースでは1試合でも多く勝ち進みたい。
‐壮行試合第1戦のカメルーン戦(5/11・熊本)を1-0の勝利で終えました。ここまでの手応えはいかがですか?

大熊清監督(以下、大熊) 攻守に特徴は出ていたと思います。家長(昭博/G大阪)なんかのディフェンスも出来ていた。後半にバランスを崩した場面があったし、相手には年下とかプロの卵とかいろいろな条件の選手がいたけれど、失点を0に抑えたというのは大きい。運動量が落ちた後半、中盤にスペースができてディフェンスが下がってしまい、(来日から日が浅く)調整していないカメルーンにやられてしまったが、0失点は評価したい。

‐ワールドユース選手権が間近に迫ってきました。監督ご自身は2大会連続になりますね。


大熊 前回のUAE大会のチームは学年的には1つ上になる早生まれの選手が多くて、坂田大輔(横浜FM)、川島永嗣(現・名古屋)、小林大悟(東京V)、今野泰幸(現・F東京)らは早生まれだった。FIFAの大会では1/1〜12/31生まれで年代を区切るから、早生まれの選手たちは本大会を迎えるまでに1年多くJリーグを経験できることになる。まあ、これは今大会の選手たちよりポテンシャルが上とか下とかいう問題ではないし、比較はできない。
前回大会のメンバーの中からは山本昌邦監督に呼ばれてアテネ五輪に出場した選手もいるし、ポテンシャルの高い選手もいた。今回の世代にも良いものを持っている選手はたくさんいるけれど、殻を破るのは選手自身。そのために世界との対戦になるワールドユースでは1試合でも多くやらせないといけないし、やってほしいと思う。

‐今回のチームの中心選手は?

大熊 経験からいくと、前回大会も経験している平山。ポジション的にもストライカーということで、点を取らなくてはいけないし。期待し過ぎるのはどうかと思うけれど、いろんな注文や要望をしなくても、彼自身でやってくれる選手だと思う。他にも頑張ってほしい選手はたくさんいるけどね。

‐前回大会の平山選手は、直前に招集された隠し球的な存在でした。今回は、それに相当する新戦力はいるのでしょうか?

大熊 大会直前にとか、時期的に平山とイコールではないけれども(前回大会の当時、平山は高校3年生で高校選手権直前だった)、本田とかかな。
梶山がけがをしていたカタール遠征を本田で戦えた。その後、Jリーグでも実績を残している。メンタリティも非常に良いし、これから本大会のメンバーを選考するけれども勝ち取って残ってくれればと思う。止める、蹴るとかは世界に通用するものがある。でも、守備の能力だったり活動量(運動量)だったり、これからやらなくてはならないこともたくさんあるね。若いし、まだJリーグ入りしてから半年も経っていないから…。

‐本大会での対戦相手については、研究を進められていると思います。ワールドユース選手権(6/10〜)の初戦は開催国・オランダですが、どんな印象をお持ちですか?

大熊 前線はA代表でもあり、アーセナルやフルハムでやっている選手たち。カルー(フェイエノールト)がコートジボワールからオランダに帰化申請するという噂もあるし、前線に関しては日本の選手たちにとっては未体験ゾーンくらいすごいんじゃないかと思う。これまでもいろいろな相手とやってきたけれども、真剣勝負でやれる相手としては今までやったことのない、皆無の感覚じゃないかな。

‐4月下旬にはオランダチームの視察に訪れていますよね。

大熊 その時にはA代表の選手が不在で、チームのコンセプトとかは分かるけど…という状態だった。オランダの前線の選手たちは、そういうチームのコンセンプトがうんぬんじゃなくて、個人の能力ですごい。日本の選手たちにはビデオで見せようと思って、特徴を編集させているところ。
ディフェンスラインも堅いし、大きいし、フィジカルも強いですよ。

‐オランダについてのビデオを見た選手たちは「ウラが空いてるから、そこを突いていけばいいんじゃないか」と言っていました。

大熊 甘いな!(笑)相手の体が大きいから、ゲームになるとビデオで見るよりスペースがないように見えるし、中盤がコンパクトになると(ボールの)出し手にもプレッシャーかかるんだよ。フラットなディフェンスなんでウラは確かにあるから、狙いどころがわかるのはいいことだけどね。

‐第2戦目の相手・ベナンについては?


大熊 5/11に対戦したカメルーンを洗練して、体をでかくした感じかな? 育成がしっかりしていて、ヨーロッパでやっている選手が半分くらいいるみたい。
4-4-2で、チームとしてもしっかりしている。カメルーンみたいにバラバラな感じはない。でも日本は運動量、粘り強さでは勝っていると思うし、攻守に粘り強くやることが大事。こまめに攻守に動けるか、数的優位で守って数的優位で攻められるか、ボールも人も動かせるかの運動量だと思う。単なるうまさならベナンも持ってるから、あとは運動量が必要になる。

‐グループリーグ最終戦となるオーストラリア対策については?

大熊 5/21に韓国で親善試合をするので、視察に行って生で見てくる予定。本大会の試合日程が初戦から2戦目までに中4日を挟んだりしているし、オーストラリアはグループリーグ最後の相手なんで現地でも見られるかなと…。
ただ、オーストラリアは国として五輪種目の選手をエリート教育しているし、今回のワールドユースのメンバーも半分はヨーロッパでやっている選手で強いと思う。
不幸なグループに入ったね、って言われるよ。みんな、どこの国も強いよって(苦笑)

◆この独占インタビューを動画でもお楽しみいただけます。詳細は【こちら】

大熊監督の言動から、着々と準備は進められているという印象を受けた。1-0でカメルーンを下した壮行試合の1試合で一喜一憂するのではなく、あくまで照準は6月10日。2度目の世界へ向かう指揮官にぬかりはなさそうだ。
後編は、チームのこれまでの強化、そしてチームのこれからについて。日本サッカー界の将来を担う世代でもあるU-20日本代表選手たちの世界への一歩目はどのような意味を持つのか。指揮官の声に耳を澄ませたい。

★「大熊 清 監督インタビュー〜2〜」はこちらから

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