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【NON STOP J2】-J2のススメ- 柴崎晃誠(徳島):きっと、運命の巡り合わせ(13.06.01)

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単なる偶然。似たような話は他にもある─。そう言ってしまえばそれまでだが、しかしやはり何か巡り合わせを感じずにはいられない。柴崎晃誠と、彼が今プレーする徳島。ひとりの選手のキャリアと、ひとつのクラブの歴史は、今季クロスする運命にあったのではないだろうか。

柴崎はプロ入りした2007年(東京V)こそ思うように出場機会を得られなかったものの、翌2008年からは着実に成長。その年J1へ復帰した東京Vの一員として国内最高峰の戦いを経験しながら持ち味のキープ力と展開力をさらに磨き上げた。2009年より再びJ2での戦いとなるも個としての進化を止めず、中盤の核と言われるまでに自らを高めて見せた。そして2011年、柴崎は輝かしい時を迎える。川崎Fへ移籍し3年ぶりにJ1のピッチへ戻った彼は期待を上回る働きぶりを披露。大車輪となってチームを牽引し、ついには日本代表(キリンカップサッカー2011メンバー)へ選出されるまでになったのだ。

しかし一転、翌年(昨季)はピッチに立つ回数を激減させてしまう。ケガの影響もあって調子を取り戻せないままシーズンを過ごし、結果的に古巣・東京Vへの期限付き移籍によってJ1の舞台から遠ざかることになってしまった。

と、このように柴崎のキャリアを追うと、その浮き沈みは徳島の成績のそれと大いに重なる。

徳島はJ参入2年目(2006年)から3年連続最下位という非常に苦しい時期もあったが、2009年以降は目に見えて前進。力を高めて一歩ずつ階段を上ると、こちらも2011年に重ねてきた努力を大きく開花させたのである。あと少しのところでJ1昇格を逃したとは言え、4位という最終成績は間違いなく胸を張れるものだろう。

だが徳島もその翌年(昨季)、思いもよらぬ降下を経験することに。歯車が噛み合わない状態が続き、J1のステージからほど遠い15位に沈んでしまったのである。

努力を重ね成長を追求し、それによって2011年には高みへの到達に成功。ただ次の2012年は急転直下、大きな苦しみと向き合う年となった。柴崎も、徳島も。だからこそ、この2013シーズンへ向かうにあたり、再浮上を期す志のもと両者は引き合ったように思われる。運命、きっとそうだったのだろう。

ヴォルティスブルーのシャツを身に纏って戦っている今季、柴崎は「徳島をJ1へ昇格させるためにここへ来た」と言い切り、それを体現するようにチームを牽引する活躍を見せている。加えて、「10アシスト10ゴール」を目標に掲げる彼個人としても、本来の煌めきが随所に復活。観る者を大いに魅了していると言えよう。それだけに徳島の柴崎晃誠にはぜひ注目してもらいたい。

以上

2013.05.31 Reported by 松下英樹
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