３月９日に行われた、讃岐の記念すべきＪホーム開幕戦。その試合前に、昨季で現役を引退した石田英之氏、家木大輔氏の引退セレモニーが行われた。石田氏は富山から讃岐へ２０１１年に移籍。２０１２年にはチーム得点王にも輝いた。明るく親しみやすいキャラクターで多くのサポーターから愛される存在だった。そして家木氏は２００９年に大学卒ルーキーとして讃岐へ。正ＧＫとしてＪＦＬ昇格に多大な貢献を果たした。

引退の挨拶は以下の通り。　
●石田英之氏
「昨季をもって現役を引退することになりました。どうしても皆さんの目の前で、ピッチで、自分の声で伝えたくてこの場を設けさせていただきました。皆さんの応援からいつも勇気とパワーをもらい、全力以上の力を出してこれまでやってこられました。たくさんの方々に支えられて本当に幸せなサッカー人生でした。ありがとうございました。（中略）これからも自分らしく全力で突き進んでいきたいと思います。愛してるぜ、みんな！！」
●家木大輔氏
「昨季をもって現役を引退しました。讃岐に来て５年間、四国リーグからＪＦＬに昇格し、Ｊリーグにまでたどり着けたことを本当に誇りに思います。試合のたびに、サポーターの皆さん、ボランティアスタッフの方々が支えてくださり、スタッフが頑張ってくれていたのだと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。サッカーを通じて出会った皆様一人ひとりに挨拶をしたいのですが、この場を借りてご挨拶とさせていただきます。自分としては選手を５年間やって、まったく悔いはありません。Ｊリーグにクラブが昇格して最高の思い出ができたので、今後の人生に生かしていきたいと思います。（中略）本当にありがとうございました」

ともにサポーターから絶大な支持を集めた選手だっただけに涙を浮かべる人の姿も見られたが、石田氏の投げキッスのパフォーマンスで最後はみんな笑顔に。大きな拍手で２人の新しいスタートを祝福した。今後、石田氏は讃岐のアカデミーコーチとして、家木氏は運営スタッフとしてチームを支えていく。そんな２人へサポーターの思いはただひとつ。
「今までありがとう、そして、これからもよろしく！」

追伸：富山サポーターの皆さん、ヒデ（石田氏）は元気に頑張っていますよ。その笑顔に会いに香川にお越しくださいね。

以上


2014.03.19 Reported by 中條さくら（オフィスひやあつ）