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【J2:第37節 札幌 vs 山形】レポート:勝点51同士の直接対決は、ホームの札幌に軍配! 若いチームを牽引するベテランが見事に勝利を演出してみせた(13.10.21)

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試合開始時の勝点がともに51。J1昇格プレーオフ進出圏内の6位との勝点差が6であり、試合後の会見で「アウェイではありましたけれど、勝点3を取りにこの札幌ドームにやってきました」と山形の奥野僚右監督が言えば、「ウチにとっても絶対に勝たなきゃいけない試合でしたし、山形と同勝点だったことでいうと、勝ったほうがギリギリですが上に行けるチャンスが来るのではないか、と試合前に選手に話しました」と札幌の財前恵一監督も振り返った。シーズン終盤は1つの勝点をめぐって堅いゲームが演じられるケースも多いが、この試合に関しては、どちらも勝点3だけを考えるゲームだったということだ。

勝点3を取るということは、とにかく得点をしないことには話にならないとあって、立ち上がりから両チームが攻めに出る。25分、札幌はリスタート後の流れで砂川誠が左サイドからクロスを蹴ると、前線に居残っていたサイドバックの日高拓磨が頭で合わせて先制。すると37分には敵陣ペナルティエリア入口付近へと持ち込んだ秋葉勝が右足を鋭く振り抜いて山形が同点に追いつく。前半から、両チームがシンプルかつアグレッシブに縦へとボールを運ぶ展開が演じられていく。

しかし、後半に折り返すと、ここからはホームの札幌がゲームをコントロールするようになる。
これには幾つかの要因があると言えるが、まずはスケジュールの部分だろう。両チームにとっての直近試合は天皇杯3回戦だったのだが、札幌が13日に試合を行ったのに対し、山形は16日。中6日と中3日という大きな差があった。これについて奥野監督はその試合で浦和に勝ったということで「非常にいい形でチームが盛り上がっていました」としながらも、「やはり疲労の部分ではいつものJ2のリーグ戦を戦っている以上の負荷がもちろんかかっています」と体力面について言及している。すべての選手が浦和戦に出場したわけではないが、連動性などを考えると、やはり簡単なシチュエーションではなかったということか。誰が悪いというわけではなく、ひとつの勝負のアヤと言えるだろう。そうした影響があってか、時計の針が進むにつれて札幌の運動量が上回り、山形を押し込んでいく。

また、札幌は前線の内村圭宏は相手DFとの駆け引きがうまい選手であり、何度も絶妙なタイミングで背後へと動き出しては、山形のDFラインを押し下げていた。その結果、山形のフォーメーションを間延びさせることに成功し、セカンドボールのほとんどを札幌が拾う展開となっていった。そうすると河合竜二、宮澤裕樹というパス配球力のある守備的MFがフリーでボールを持つ場面が増え、ゲームの主導権は完全に札幌のものとなった。

61分、「前半は(レ コン)ビンが(FKを)蹴っていたのを見ていたのだが、GKがクロスを意識しているのがわかったので、自分が蹴るときは逆をついてみるのも面白いと思っていた」という砂川が左サイドのFKから直接ゴールネットを揺らすと、その4分後には内村が相手GKの足下からボールを奪って流し込み、札幌が瞬く間に3−1のスコアにしてしまう。残り時間は20分以上あったものの、この時間帯以降は札幌が圧力をかけて山形を押し込み続けたこともあり、雰囲気としても、この時点で試合の大勢がほぼ決してしまった。

結局、双方が勝点3を求めて戦ったゲームは札幌に軍配が上がり、7位に浮上。ただし、6位との勝点差は6と変わらなかったため、まだまだ厳しい戦いは続いていくことになる。ただし、天皇杯での磐田撃破からいい流れが生まれている気配もあるため、ここから一気に浮上する可能性も十分にあるだろう。
一方、敗れた山形はこれで6位との勝点差が9と開き、苦しい状況になってしまったことは間違いない。だが、「可能性がまったくゼロになったわけではないなかで、できることをしっかりと続けていく」と奥野監督。まだまだ、果敢にチャレンジを続けていくことになる。

それにしても、あらためて経験というものの強さを感じさせてくれた一戦だった。今シーズンの札幌は「若いチーム」というイメージを持ってしまいがちだが、この山形との試合では先発11人の平均年齢が28.09歳。そして決勝点は前述したように砂川の狡猾なFKだったし、相手GKからボールを奪った内村も「相手守備陣のプレーを見ていて、狙えそうだと思っていた」と口にしていた。やはり、重圧のかかる局面では経験のある中堅さらにはベテラン選手の冷静さやしたたかさが頼もしい。そして、そうしたプレーを見て若い選手たちが学んでいくのだろう。

ラスト5戦。各チームの目指すところは様々なれど、どこを切り取っても面白味のある終盤戦となりそうだ。

以上

2013.10.21 Reported by 斉藤宏則
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