Jリーグは、ウィズ・コロナ環境でより多くの方に安心して観戦を楽しんでいただくため、効果的な感染症対策を講じながら来場や観戦行動の制限緩和を実現することを目的とした、政府による技術実証「ワクチン・検査パッケージ(注1)」の一環として、「2021JリーグYBC ルヴァンカップ決勝 名古屋グランパスvs.セレッソ大阪(開催日:10 月30 日(土)13:05 キックオフ、会場:埼玉スタジアム2002)」において下記のとおり調査を行います。なお、調査はJリーグオフィシャルテクノロジーパートナーのNTTグループ及び国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)等の協力を得て実施され、調査結果はJリーグ、産総研の公式ホームページ等で改めてご報告させていただきます。
調査項目 | 概要 | 連携 |
VTシート(注2)の運用状況 | • PCR検査機関の紹介とその利用状況を把握します |
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• 入場から観戦まで感染リスクの高まる状況なく円滑なオペレーションが提供できているかを目視、時間計測、レーザレーダー等により調査します | 産総研
(注3) |
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ソーシャルディスタンシングの把握 | • レーザーレーダーによる計測および解析
• 主にワクチン接種証明・陰性証明チェックブースなどにおけるお客様同士の平均距離などを経時的に測定します |
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スタジアム内の密の程度の評価および換気状況の把握 | • 二酸化炭素濃度計測器による濃度計測 | |
観客の行動推定 | • ハンディカメラによる撮影・解析
• マスク着用の有無 • 拍手や万歳など10種類程度の行動を調査します |
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観客の非意図的な声出しや応援状況などの把握 | • マイクロホンアレイによる計測および解析
• 観客席における時間帯ごとの音響を計測し、自然発生的な声出しの状況や応援状況などを把握します |
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分散退場の効果 | • 試合後の表彰セレモニー後、プレゼント抽選会、臨時ダイヤのご案内等を実施し、分散退場の促進をはかります(Jリーグが実施)
• レーザーレーダー等による計測、解析等を通じ分散退場の状況を計測します |
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試合終了後のお客様の混雑、または移動状況 | • モバイル空間統計®(注4)による解析
• 試合終了後のお客様の混雑、または移動状況を分析します |
株式会社NTTドコモ/株式会社ドコモ・インサイトマーケティング |
注1 ワクチン・検査パッケージに関し政府による解説は こちら
注2 VTシートとは:ワクチン接種記録証またはPCR検査陰性証明をお持ちの方を対象とした観戦席種
注3 産総研による調査の詳細は こちら
注4 株式会社NTTドコモによるモバイル空間統計®に関する参考情報は こちら
補足事項:
※今後、取組内容について追加もしくは変更となる可能性がございます
※観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、顔の認識や個人の特定はいたしません
※音響センサは音声や喧騒など音イベントの音量・方向を特定するのに用い、音声認識や会話内容の記録は行いません
※調査により取得した情報は、本研究用途以外に使用することはありません
※「モバイル空間統計®」は株式会社NTTドコモの登録商標です
※ご来場の皆様へ、声を出す応援の禁止、マスク着用、検温へのご協力等、基本的な感染対策の継続をご依頼しております
※大会のVTシートに関する詳細は こちら