Jリーグは、2022年度以降のJリーグクラブライセンス判定における財務基準について、2020年10月に設定した基準通り、特例措置は2021年度末までとし、その後2023年度末までの2年間の猶予期間を設けた上で、元の基準に戻す(特例措置なし)ことを決定しました。
ただし、新型コロナウイルスの感染状況・外部環境等が大きく悪化した場合には、2022年度のクラブライセンス判定に向けて特例措置の期間を延長する可能性があります。
また、財務基準未充足となった場合の取り扱い、リーグ戦安定開催融資規程に関する特則についても併せて決定しました。
【2022年度以降のJリーグクラブライセンス判定における財務基準】
2020年度末 | 2021年度末 | 2022年度末 | 2023年度末 | 2024年度末 | 2025年度末以降 |
【特例措置】
· 債務超過、3期連続赤字をライセンス交付の判定対象としない |
【猶予期間】
· 債務超過が解消されていなくてもよいが、前年度より債務超過額が増加してはいけない |
【特例措置なし】
· 債務超過が解消されていなければならない |
■基準未充足となった場合の取扱い
上記の財務基準未充足となった場合には、J1・J2クラブは次シーズン下位リーグ所属、J3クラブは次シーズン勝点10点減とする。
■リーグ戦安定開催融資規程に関する特則
昨年制定した「リーグ戦安定開催融資規程に関する特則」については、条文通り、2022年1月末をもって失効とし、今後は、従来の「リーグ戦安定開催融資規程」を運用する。
参考:
・リーグ戦安定開催融資規程に関する特則
https://aboutj.jleague.jp/corporate/wp-content/themes/j_corp/assets/pdf/32_20200623.pdf
・リーグ戦安定開催融資規程
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/regulation/2020/15.pdf