6月19日（日）、熊本県上益城郡（かみましきぐん）のサントリー九州熊本工場・芝生広場で、「Ｊリーグ・サントリースポーツクリニック in 熊本」が開催されました。
熊本県は名水の宝庫（ほうこ）と言われており、サントリー熊本工場は、阿蘇（あそ）の美味しい水を使ったビールやウィスキーを製造（せいぞう）している工場です。この日も多くのお客さんが工場見学に訪れていました。その工場の外には、見渡す限り緑の広い芝生広場が広がります。この広い芝生の上で、200人の子供たちが、サッカー、ラグビー、バレーボールの全種目をトップレベルの選手たちと一緒に体験しました。当日は30度を越える真夏日の中、Mr．ピッチも子供たちの応援にかけつけました。
講師には、大分トリニータのコーチ、ユース選手のほか、サントリー“サンゴリアス”のラグビー部の選手たち、サントリー“サンバーズ”のバレーボールの選手たちが参加してくれました。また、特別ゲストとして、井原正巳さん、中西哲生さんも参加してくださいました。バレーボールコーナーでは、慣れない手つきでレシーブやサーブ練習に参加していたサッカー部やラグビー部の子供たちも、時間が進むにすれどんどん積極的になり、思い切りジャンプしたりシュートにチャレンジしました。
また、ラグビーコーナーでは、“サンゴリアス”の外国人選手たちと、英語でコミュニケーションをとる姿も見られ、子供たちには新しい体験がぎっしりつまった一日となったようでした。Mr．ピッチもラグビーのパスに挑戦。見てください。上手くできたかな？
クリニック後半には、トップレベルの選手たちのデモンストレーションタイムがもうけられました。井原さん、中西さんの弾丸のようなシュートには大きな歓声（かんせい）があがりました。また、大分トリニータのリシャル ドソンコーチは大のリフティング上手。 「ボールをよく見てやれば、どんなボールでもリフティングできるんだよ」、とサッカーボールだけでなく、小さいゴムボールや扱いにくいラグビーのボールでも見事なリフティングを見せてくれ、大きな拍手が起こりました。
ラグビーやバレーボールのパフォーマンスでも普段見たことがないようなハイレベルな技が次々と披露（ひろう）され、子供たちからは驚き（おどろき）の歓声（かんせい）があがりました。
Ｊリーグ・アカデミーの山下則之プロジェクトリーダーによると、「スポーツは種目によって使う筋肉（きんにく）や神経（しんけい）が異なります。小さい頃はなるべく多くのスポーツを体験することで、バランスのよい発達を手助けしてくれます」とのこと。
菊池市から参加した村木公平くん（小学1年）は、「サッカーをやってみたいけどまだ迷っている」と、このクリニックに参加してくれたそうです。
見学に訪れたご両親の村木公昭さん・ひとみさんは、「素晴らしいイベントでした。いろんなスポーツを体験して、子供がやっぱりサッカーをやりたい、と言ったので、地元のサッカークラブに入ってみようかと思います」と感想を話してくれました。
