Ｊリーグは、「Ｊリーグ百年構想」の活動の一環として、全国の学校の校庭・園庭の芝生化を応援しています。この活動の一環として、7月3日（月）、全面天然芝のグラウンドを持つ、川崎市立土橋小学校（山田雅太校長）で『Ｊリーグ百年構想サッカー教室』を開催しました。
今回開催の土橋小学校は、今年4月に新設された川崎フロンターレ運営のフットサル施設「フロンタウンさぎぬま」に隣接し、サッカー教室にはフロンターレの選手、コーチの皆さん、フロン太くん、そしてもちろん、芝生を愛するＭｒ．ピッチも参加しました。
サッカー教室の前には、「夢を語ろう！1日講師」をテーマに、フロンターレの選手が6年生の教室で「1日講師」として子供達に授業を行いました。6年1組の教室には鈴木達矢選手と木村祐志選手、2組は鄭大世選手、3組は久木野聡選手、杉山力裕選手が参加しました。各教室では、選手たちがプロ選手になるまでの苦労話をしたり、子供たちが自分の夢について発表するなど和気藹々とした雰囲気で授業が行われました。2組を担当した鄭大世選手は、「夢を持つことを恥ずかしいと思わないで。夢を持っていない人には夢の実現はない。夢を強く抱いている人だけが、そこに向かって努力することができる」と熱く語りかけ、子供たちも熱心に聞き入っていました。
そしていよいよサッカー教室。青々とした緑の芝生の上に選手たち、川崎フロンターレの久野コーチ、石川コーチ、塩瀬コーチ、そしてフロンターレのふろん太くん、Ｍｒ．ピッチが現れると、子供たちは大喜び。コーチの掛け声とともに、グラウンドいっぱいに広がり、ボールを追いかけたり、寝転んだり、思い思いに芝生の感触を楽しみました。「土のグラウンドより痛くないんだよ」「ふわふわして気持ちいいんだよ」「ゴールを決められずに悔しかった！またサッカーやりたい！」と元気な子供たちの笑顔があちこちにこぼれました。
山田校長は、「皆、休み時間になると外に出てくるんですよ。芝生の管理は大変だと聞いていましたが、子供たちの元気な姿を見ていると、芝生にしてよかったと思っています」と話してくださいました。
サッカー教室のあとには、朝日新聞社のご協力で、サッカー教室の号外が配られ、子供たち、先生たちもさっきまでの楽しい触れ合いの様子に嬉しそうに見入っていました。終了後には、学校前の横断歩道に選手、コーチ陣、ふろん太くん、Ｍｒ．ピッチが交通安全の旗を持って立ち、子供たちを指導しながらお見送りしました。
またひとつ、芝生のグラウンドが増えたことで、また一歩、百年構想が実現した一日となりました。
