4 名はともに、岩沼市にある中学でサッカー部に所属する男子生徒の皆さん。就学旅行のグループ行動でサッカーミュージアムを訪れる予定になっていた４人は、事前に、「城 彰二さんにお話を聞きたいのですがどうしたら会えますか？」と城さんの事務所にお手紙を書いていました。これを聞いた城さんが快諾。当日ＪＦＡハウス内で、対面することができました。
Ｊリーグ百年構想メッセンジャーでもある城さんは、生徒さんの一生懸命な質問に、熱心に答えてくれました。「リーダーは誰かな？」と、さっそくその場を和ませる城さん。「中学時代の苦労は？」という一人の生徒さんの質問には、「努力をしたこと。とにかく、人より努力した。朝早く起きてやったり、練習以外でも近所の公園でボールを蹴っていた。 大事なことは、『いつも課題を持って練習に取り組むこと』。たとえば、シュート練習が10本だったら、8本は絶対に決めよう、とか。納得いくまでやることが大切。あとは、メンタル面。勝負にこだわる気持ちを持つこと。チームワークも大事。友達と積極的にコミュニケーションをとること」と自らの経験をもとに、アドバイスを送ってくれました。
続いて、城さんからもみんなに「みんなの夢は何？」と質問が。「ＣＬ（チャンピオンズリーグ）で得点王になりたい」、「サッカーをやりながら、スポーツに関わる仕事をしたい」など、みんなサッカーを心から好きな様子が伝わってきました。
最後に、城さんは「僕は夢というのは『目標』だと思う。たとえば、テストで60点だったら、80点とりたいと思うこと。それも、夢だと思う。夢を叶えるためには、何をすべきかが大事。それから、夢は変わってもいい。どんな小さなことでもいい。達成したら、嬉しいでしょ？ まずは自分で設定すること。今のチームの目標とか。頭の片隅に入れておいてほしい。何か気づくことがあるから」とメッセージを送ってくれました。
子どもたちは「とにかく、嬉しかった」「言葉にならないほど」「明るくて、親しみやすかったし、話しやすかった」「緊張しました」とそれぞれに目を輝かせながら感想を話してくれました。
今日、城さんと出会った子どもたちが大きくなったときに、また彼らのような子どもたちに夢や希望を伝えていけるような大人になっていってほしいものです。
