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2008/01/12

第6回日本視覚障害者サッカー選手権大会

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1月12日(土)、13日(日)、東京・アミノバイタルフィールドにて、『第6回日本視覚障害者サッカー選手権大会』が開催され、B1クラスには全国から集まった12チームが参加。雨、風による悪天候を吹き飛ばすかのような熱戦が繰り広げられました。

視覚障害者サッカーは、ブラインドサッカーと呼ばれ、全世界で行われている競技です。2006年にはアルゼンチンにてワールドカップが開催され日本代表チームが参加しているほか、今年9月に北京で行われるパラリンピックでの正式種目でもあります。競技はフットサルをベースにした5人制サッカー。4人のフィールドプレーヤーとGK、監督そしてコーラーと呼ばれる指示者によって試合が進められます。B1クラスのピッチに立つ選手(GKは晴眼者か弱視者)は視力の差を公平にするためにアイパッチ(大きな絆創膏のようなモノを目に貼ります)とアイマスクを装着して、特殊な音の出るボールを用いてサッカーを行います。

ブラインドサッカーでの生命線は『声』。全盲の状態でプレーをするため、ゴールはどこか、敵はどこにいるのか、「右45度ゴール」や「後ろに敵2枚」など正確に教えてくれる監督やコーラーがいます。「(相手ゴール裏に立つ)コーラーは攻撃の指示を、(ピッチの横に立ち中央付近の指示をする)監督はMFと試合全体を、そして守備に声をかけるのがGKの役割です。ピッチを3分の1に分けて声をかけていくんですよ」と教えてくれたのはアビスパ福岡が支援する『ラッキーストライカーズ福岡』の下田功監督。そしてボールを取りに行く際には必ず選手が『ボイ!(スペイン語で行くぞという意味)』と言葉を発していきます。そのためピッチには大きな競技者たちの声であふれていました。

実際の競技を見てみると、本当に見えていないのか不思議なくらいドリブルやシュート、パスがよく決まり、観戦しているサポーターからも「惜しい! ナイスプレー!!」と大きな歓声が上がっていました。時には激しいぶつかり合いや、ラインの役目を果たすフェンスにぶつかり場面もありますが、転倒してもすぐに立ち上がり競技に戻っていきます。「選手は感覚で試合をしているんですよ。ボールがどこにあるのか分かるようです」と下田監督。フェンスまでの位置を歩数で確認したり、自分がどのポジションにいるのか、ゴールはどこかを細かく把握しながらプレーをしています。

さて、今大会初日は冷たい雨が降りしきる中、予選リーグが行われました。下田監督率いるラッキーストライカーズ福岡は、九州で唯一のブライドサッカーチーム。チームの立ち上げからアビスパ福岡が『ホームタウン推進活動』の一環として支援しています。立ち上げ当初は、アビスパ福岡の選手たちによるチャリティーオークションなどの売上金で、ボールなどを購入。アビスパとのつながりを感じながら、9人の選手たちが練習に励んでいます。「最初はどのように練習をしていいのかもわからずに手探り状態から始めました。現在は監督、コーチ2名が週一回の練習を見ています」と下田監督。

ラッキーストライカーズ福岡はT.Wings(埼玉県)とウオーリアーズ(千葉県)と予選リーグで対戦。絶好のチャンスも相手GKの好セーブに止められ、なかなか得点できずに2試合ともスコアレスドローの引き分け。翌日の5-8位決定戦に進みましたが、トーナメント1回戦で大阪ダイバンズ(大阪府)に0-1と敗戦し7位決定戦へ。大会ラストマッチは、エースの森良太選手が見事なシュートを決めて1-0でヴィヴァンツァーレ(茨城県)を下し7位という成績で大会を終えました。試合後、下田監督は「悔しい! 今回は優勝を狙っていたのに残念です」と本当に悔しそうな表情。それでも選手たちは「楽しかった。ありがとうございます!」とサポーターに大きな声で挨拶をして会場を後にしていました。

決勝は、大会2連覇を目指すたまハッサーズ(東京都)とFCハットトリック(千葉県)が対戦。凍てつくような北風が吹く中、たまハッサーズが終始試合のペースを握り、PKを含む4点をあげ、4-0と快勝し、見事、連覇達成。なおMVPはスピードにのったドリブルで会場を沸かせた田中智成選手(たまハッサーズ)が選ばれました。

ステップの細かいドリブルや激しいボールの奪い合い。声による的確な指示や華麗なフェイントなど、見所も多く迫力満点な試合が続いた日本選手権。間近で見られるブラインドサッカーにサポーターの目も釘付けで、毎試合終了後には大きな拍手が選手たちに送られました。そして今大会は、スペシャルゲストとしてFC東京の茂庭照幸選手が決勝戦と3位決定戦を観戦。「ブラインドサッカーは始めて見たけれど、レベルが高く驚きました。学ぶことも多く、これからの自分のサッカー人生に参考にしたいです」と茂庭選手。FCアヴァンツァーレ(茨城県)の鳥居健人選手にFC東京(特別)賞としてサイン入りユニホームが手渡され、2日間に渡る大会は幕を閉じました。

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