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2008/06/18

大宮アルディージャ環境ECO講習(6月18日キャンプ地にて)

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大宮アルディージャは、これまでもクリーン大作戦をはじめとして地球環境を守るための様々な取り組みを行ってきましたが、そうした活動をさらに進めていく為に、キャンプ中に選手を対象とした「環境ECO講習」を行いました。

今回の講習では、第1部で「ECOの基礎知識」を学び、第2部では選手たちに「アルディージャエコクラブの活動について」の説明を行いました。

第1部では、埼玉大学経済科学研究科の外岡 豊教授を招き、ECOに対する取り組みについて「明日のために今日出来ること」を学びました。
内容については、地球温暖化がどのようなメカニズムでどれくらいの速度で進んでいっているのか。また、それを食い止めるためには我々は何が出来るのか。その為の理解を少しでも進めていこうという熱意が、外岡教授のお話から伝わってきました。

また、講義では、大学の授業と同じスライドを使用した説明も行いました。内容は、地球温暖化問題の現状・自動車の使用と温暖化の関係・温暖化が世界各地にもたらす砂漠化・地球温暖化と二酸化炭素の関係・20世紀後半の異常気象とその背景になるもの・食物連鎖の例から考える地球温暖化などです。
はじめのうちは難しい表情で説明を聞いている選手が数多くいましたが、あらゆる角度からあらゆるデータを用いた教授の説明に、選手たちの様子は少しずつ変化し、講義の後半部分では、教授の説明に理解しうなずいている選手もいました。

第一部の講義が終わると、教授へ質問をする時間が設けられました。そこでは、「割り箸を使うのをやめようと思っています。そのような試みでも、少しは地球のために役に立つのでしょうか」という質問などがあがり、教授も一つひとつの質問に丁寧に回答されていました。

つづいて、第二部。ここでは、大宮アルディージャ事業担当部長の山下氏が「アルディージャエコクラブの活動について」の説明を行ないました。7月12日のホームゲームで配布する予定のリーフレットを用いて、山下氏が選手たちへの協力をよびかけました。
活動内容は、現在も定期的に行っている「クリーン大作戦」の継続と発展・ホームゲーム開催時の「クリーンサポーター」の募集と活動・ペットボトル回収運動・スタジアムでの使用電力の削減へ向けた努力・リユースカップの導入やゴミ分別のさらなる細分化による3R(リデュース・リユース・リサイクル)運動・ファンやサポーターのみなさまをはじめとして大宮アルディージャにかかわる人たちが正しいエコ知識を学べるようにするエコ啓蒙活動・二酸化炭素の排出量を減らすためのカーボン・オフセット運動などです。

最後に山下氏は、「多くの人の注目を集める選手のみなさんが環境ECO活動に取り組むことは大いに意義があります。是非とも協力してください」と語り、今回の講習は幕を閉じました。

◎外岡 豊教授
みなさんは真剣に私の話を聞いてくださいました。現在はもちろんのこと、たとえ引退してあとでも、世間の人に対する影響力がみなさんにはあります。だからこそ、みなさんには普通の人以上に環境に対して多くのことを考えて欲しいのです。今後もさらに理解を深めて欲しいと思います。

◎山下 兼弘事業担当部長
大宮の選手は環境に対する意識が高いので、先日のクリーン大作戦にも参加してくれました。選手たちが率先してエコ活動をしてくれると信じていますし、その活動がファンやサポーターのみなさまに広がっていくことを願ってやみません。

◎塚本 泰史選手(DF/背番号2)
普段からエアコンの設定温度を低めにするなどして環境に気を使っていますが、この講習を受けて今後もさらにいろいろなことに取り組んでいきたいと思いました。

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