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2008/07/16

浦和レッズハートフルミーティング2008

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さいたま市の北浦和公園の敷地内にある埼玉県立近代美術館を会場にて、7月16日(水)、「浦和レッズハートフルミーティング2008」が開催されました。

浦和レッズが地域貢献の一環として取り組むクラブの普及・育成活動であるアカデミーの活動には、「ハートフル」の名が冠されており、「こころ」を育むことをテーマに、サッカーという素晴らしいスポーツの魅力を、文字通り“草の根”の精神で広めています。心身の健康面で問題が山積な現代において、「だからこそ、楽しく一生懸命やることによって楽しさが倍増するといった、スポーツやサッカーの楽しさと大切さ」を、人々に感じてもらえるような活動を目指し、今日では、国内に留まらず海外にもその活動の場を広げています。

この日会場には、浦和レッズの藤口代表、新田常務取締役、薮取締役、中村強化本部長、矢作アカデミーセンター長、落合ハートフルクラブキャプテン、白戸事業副本部長が参列し、活動を支援するパートナー企業、さいたま市スポーツ企画課、埼玉県サッカー協会、多くの報道陣が招かれ、これまでの活動報告及び2008年の活動方針、並びにコーチングスタッフの紹介が行われました。

「浦和レッズでは、“スポーツで幸せな国になる”というJリーグ百年構想において、ホームタウン活動を、トップチームの活躍と同じように大切であると考えています。その活動の大きな柱が、このハートフルクラブです」と、開会の挨拶に登壇した藤口代表。「理想は、この活動がなくてはならず、どこにでもある、正に“空気”のような存在になることです。これまでの5年の月日の積み重ねの中で算出された全参加者数のデータを前に、その理想が実現し、すでに“空気”になれつつあるように思う、と手応えを語りました。

「Jリーグの理念である(1)トップチームのサッカーの向上と強化(2)スポーツ文化の発展(3)国際社会との交流。浦和レッズのアカデミーでは、これらの実践として、選手の育成、地域にスポーツを広げる、この縦糸と横糸を2本の柱として、日々普及育成活動に取組んでいます。」(浦和レッズ 強化本部アカデミーセンター センター長 矢作氏)

続いて、ハートフル活動を紹介する10分程度の映像が流され、非常に印象的な子どもたちの笑顔、元気に真剣に取組む姿、指導するコーチ陣の優しく頼もしい様子など、日頃の活動の様子が映像で紹介されました。

後半は、ハートフルクラブの落合キャプテンによる、約1時間にも及ぶ「ハートフルトーク」。冒頭に当たり、現場で汗を流すコーチ陣全員の紹介がされ、次にスライドを用いて自らが撮影した写真などの豊富な資料のもと、活動理念と具体的な体験談を交えた活動報告を行いました。途中、障害者を対象とした活動で用いているブラインドサッカー用のボールを取り出すと、実際に実技を披露。会場から参加者を募り、二人ペアとなって向かい合い、ボールを高く手で投げ上げて相手へパス、ハイタッチして受け取るというメニュー。「ボールを目で追っていたのでは、ハイタッチできませんよね。ボールの場所は鈴の音で分かるはず。これには、互いの信頼が必要になる。それを伝えるメニューの一例なんです」と落合氏。

「僕たちが子どもの頃には、学校が終わると自然に地域の子どもたちが集まる文化があった。そこには、学年も違う、様々な違いを持った子どもたちがいて、身体を動かしながらたくさんのことを学べる環境がありました。今の子どもたちにはそれが残念ながらありません。この活動の最終目標は、極論としては、こういった活動が必要なくなって、消滅することにあると願っています。しかしそれでも、現実にはなくならないでしょう。ハートをシンボルに描いたハートフルクラブのロゴを車体に描いたトラックで、私たちはどこへでも駆けつけています。子どもたちにはこう言っています。さいたまの街中でトラックを見かけたら、どうぞ手を振ってください。私たちもそれに応えます。“一生懸命にボールを追う。必死になってサッカーをする。真剣だからうまくいかないとくやしいし、くやしいから頑張れる。それが、本当の意味での、『楽しむ』ということなんだと子どもたちに伝えていきたいです」(浦和レッズ 強化本部アカデミーセンター ハートフルクラブキャプテン 落合氏)
「さいたま市は、今年『埼玉サッカー100周年』を迎えます。それを記念して様々な事業を行っています。浦和レッズと大宮アルディージャの両クラブにも、全面的にご協力いただいています。サッカーの街として、次の200年、300年をめざしていきたいですね」(さいたま市政策局政策企画部 スポーツ企画課長補佐 小島氏)
「レッズさんには、地域のコミュニティーとしての役割において、大変活躍していただいています。その名も“ハートフル”ですから。そこに感銘を受けています。本日の報告会でその実態詳細が大変よく分かりました。藤口代表のお言葉にもありましたが、ハートフルの活動が、さいたま市にとっても正に空気のような存在になることを、私も同じ思いで願っています」(さいたま市政策局政策企画部 スポーツ企画スポーツ推進係長 近藤氏)
「地域貢献、普及・育成事業である本活動の第一義はスポーツの喜びを伝えることですが、実際に、そこからサッカー選手への道の入り口へ立つ子どもたちが、じつは生まれているんですよ。まだ中学生ですが、このハートフル活動でサッカーと出会った子どもたちの中から、下部組織であるJr.ユースに、現在5名の登録選手を輩出しています。このような、子どもたちの成長という面でも、これからがとても楽しみです」(浦和レッズ 営業部次長 戸苅氏)
「僕はレッズ時代、ピッチ上ではもちろんですが、このさいたまという街では、街中でも、本当に温かく接していただき支えていただきました。その温かさに応えたい、そういう思いから、ハートフルのコーチになりました。選手の頃、応援されると頑張りたいと思った、そうやって支えていただいた分、今度は自分が、子どもたちを応援し、支える力になりたいと。コーチ陣はみな、本音で語り合える本当にいいメンバーが揃っていて、そういう仲間と一緒に、ハートフル活動に取組んでいます。」(浦和レッズ 強化本部 普及担当 ハートフルクラブコーチ リーダー 杉山氏)
「今はゴールやボールを準備するのも、ユニフォームを洗濯するのも自分たち。選手時代に、いかにサポートをしていただいていたのかを今更ながら痛感しています。そうやって人間として成長をしている、そういう実感があります。杉山さんもS級ライセンスを取得しましたが、僕もこれから指導者を目指していく上で、そういった人間性を磨いていくことが何より大切だと思っています。そして、“サッカーの技術よりも人間として成長していく”ということを、子どもたちと一緒に楽しんでいきたいです」(浦和レッズ 強化本部 普及担当 ハートフルクラブコーチ 室井氏)
「ハートフルの活動は、これまで5年。今年で6年目になりますが、“まだまだ”6年です。これからさらに、この活動を拡充推進していかなければならないと、そう思っています」(浦和レッズ 強化本部本部長 中村氏)

ハートフルクラブの活動方針は、「守・破・離(しゅ・は・り)」。基本、土台作りの「守」、工夫をこらしチャレンジする「破」、独自の価値に到達する「離」。英語では「Basic, Challenge, Value」としました。浦和レッズはこれからも、地域のみなさん、企業のご協力のもと、子どもたちの健全な明日を願い、「こころ」を育むことをテーマに、草の根のハートフルの活動を通して、サッカーという素晴らしいスポーツの魅力を伝えていきます。

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