9月3日（水）、快晴に恵まれ朝から気温もぐんぐんと上がったこの日、柏市内の学校法人東葛学園 柏さくら幼稚園で芝生園庭の芝生開きが行われました。
柏さくら幼稚園では県内初となるポット苗を使った手法での大規模な芝生化を実施しました。まず6月中旬に園児445名全員が参加し、ポットで育てた苗を園庭へ移植しました。芝生化される前の園庭は、ダスト舗装の土のグラウンドでしたが、一定間隔で穴を開けて苗を植えます。最初はところどころにしか緑がなかったのが、やがて根が横に張り、たっぷりの水と日光のおかげで、約2ヶ月で園庭1200㎡（約360坪）が見事に緑のカーペットへ変身しました。また、この日は学校の校庭やグラウンドをローコスト・ローメンテナンスで芝生化できるとあって、柏市内はもとより県外からも多くの方が視察に訪れていました。
午前10時すぎ、園長先生による芝生開き宣言に続き、柏レイソルの地域貢献活動のひとつである「レイソルサッカースクール」普及グループ池田 仁守コーチ、増本 伸弘コーチ、根引 謙介コーチ、秋谷 和幸コーチと、柏レイソルがホームタウンで業務提携しているサッカークラブ、ヴィスポ柏さくら99のコーチと共に楽しいサッカーレクリエーションがスタート。柏レイソルＯＢ選手の平山 智規さんもサプライズゲストとして駆けつけてくれました。
園児たちも、自分たちで植えた芝生の園庭に初めて入るとあって、みんな早く遊びたくてしかたがない様子でした。まずは年少組さんからレクリエーションがスタート。「はだしでもチクチクしないよ！」と、ゴロゴロと芝生に寝転んだり、思い思いに芝生の感触を楽しみ、その後、年中組さんはボール渡しゲームやクラス対抗のじゃんけんリレーを、年長組さんは、ボール運びゲームやリレーを楽しみました。
みんなで「大きくなあれ！」と育てた芝生。その上をはだしで気持ちよさそうに駆け回る園児たちの姿は大変微笑ましかったです。柏さくら幼稚園ではこれから週一回の「はだしの日」を増やしていくなど、園児の情操教育面はもちろん、芝生があることによるメリットを最大限活用していきたいとのことです。
気軽に芝生の上でボールに親しめるこの環境から、未来のJリーガーが生まれるかもしれません。また、芝生利用や育成を通じた地域とのコミュニケーションが生まれることで、地域の活性にもつながります。芝生の校庭をもつ学校が少しでも増えるように、柏レイソルはこれからもホームタウンエリアの学校校庭の芝生化に協力していきます。
