大宮アルディージャでは、中学生に地域の中での様々な社会体験活動や多くの人々とのふれあいを通して豊かな人間性や社会性を培い、たくましく豊かに生きる力を育むことを狙いとする「さいたま市中学生職場体験事業」に協力することになり、8月26日から28日までの3日間、今回は大宮北中学校より中学1年生の3人を受け入れ、Ｊ1で戦うサッカークラブの仕事を体験してもらいました。
初日。午前中に大宮アルディージャの事務所に集まった実習生3人が元気良く、自己紹介をすると、いよいよ今回の職場体験事業の始まりです。まずは、大宮アルディージャのクラブスタッフが行う仕事についての説明を受けました。地元の人たちと一緒になってサッカークラブとしての大宮アルディージャが明るい街づくりを目指してさまざまな活動を行っていることを、3人は実感していました。
午後になると、クラブショップ「オレンジスクウェア」のお手伝いをすることになりました。普段は目にすることのない商品倉庫の掃除からはじめて、実際の商品を棚に並べ、「オレンジスクウェア」に足を運んでくださったお客さんのお会計のお手伝いもしました。サッカーで培ったチームワークと機敏さで、3人はこの日のつとめを立派に成し遂げました。
2日目。朝7時より、大宮アルディージャは、JR大宮駅及びJR上尾駅にて「チラシ配布大作戦」ならびに、クラブ事務所への帰途において第104回「大宮クリーン大作戦」を行い、大宮北中学の実習生も大宮駅にてそれぞれの活動に参加しました。「仕事に向かうために駅へと急ぐ方々が、足をとめてチラシを受け取ってくださったことが、とてもうれしかった。」と3人ともに話していました。
午後には、翌日に行われる横浜Ｆ・マリノス戦のための準備をお手伝い。たくさんの方が訪れるＪリーグの試合を行うためには、事前に様々な準備をしないといけないことを知った3人は驚いた様子でした。また、ＮＡＣＫ５スタジアム大宮内に描かれた2002年のブラジル代表の選手たちのサインを見て、興奮を抑えられないようでした。
そして、最終日。午前中には、再び「オレンジスクウェア」の営業のお手伝いを行いました。初日にもお店での業務を体験した実習生は、いくぶん慣れた様子できびきびと仕事をこなしていました。
午後になると、ＮＡＣＫ５スタジアム大宮に移動して、今回の職場体験の締めくくり。それはサッカークラブにとっての晴れ舞台。Ｊ１リーグの公式戦のお手伝いです。
試合開始5時間前からはじまるクラブスタッフによるミーティングにも参加。さらに、クラブメンバーズブースの設営・サポートスタッフミーティングへの参加・ポートスタッフ体験（キックオフまで）を行う盛りだくさんのメニューを立派にこなしました。
また、作業の合間にはテレ玉の取材もうけ、3人は一様に「緊張しました」と口にしていましたが、取材を受ける態度はもう一人前。テレ玉のスタッフの方々にも、その態度をほめられていました。短い間ではありましたが、今回の職場体験で成長した姿がそこに表れていたのかもしれません。
キックオフまでサポートスタッフのお手伝いを精一杯やりとげた実習生のみなさんは、大宮アルディージャと横浜Ｆ・マリノスとの試合をＮＡＣＫ５スタジアム大宮のスタンドから観戦しました。Ｊリーグの選手が見せるサッカーの迫力に3人は魅せられていたようです。選手たちから勝点３という極上のプレゼントをもらった3人は、素敵な思い出と自らの成長を胸に今回の「さいたま職場市中学生体験事業」は終了しました。
