コンサドーレ札幌介護予防運動教室は今年で２年目となりました。
昨年は、札幌市以外に函館市・釧路市・帯広市・恵庭市等で開催し大好評のもと終了しました。
２００８年度の地方開催第１回目は、ゲートボール発祥の地となっている芽室町です。
芽室町保健福祉課の方々にもご協力いただき、芽室町在住の７５名が集まりました。
会場は室内ゲートボール場３面分備えられた、普段から町民の皆さんがスポーツを通じて憩いの場となっている健康プラザを使用しました。
講師は昨年に引続き、理学療法士や介護予防運動指導員、エアロビック指導員の資格を持ち、コンサドーレ札幌スポーツアカデミースタッフである橋本めぐみ先生と、今回はコンサドーレ札幌から講師を含めて４名のスタッフで開催しました。
プログラムの内容は基本体操と筋力・バランスの強化です。
そこで参加者の方々に普段の運動量を尋ねてみると、「田舎はどこに行くにも不便で車移動ばかり。普段はあまり歩きません」。と、多くの方は普段車の運転をしている為、歩く機会が少ない事がわかりました。
当日は天気が大変良いこともあり、急遽スタッフの判断で会場の外の広いグラウンドでウォーキングを行なう事となりました。運動をする前にまずはストレッチ。体全体をほぐし準備の出来た方から順にグラウンドへ移動しました。ウォーキングでは、広いグラウンドの全体を使い、様々な歩き方をしながら２周歩きました。先生の指導のもと、大股歩きや横歩き、後ろ歩き、バランス歩き等を行い、「普段はこんな色々な歩き方をしないよね」と言いながら参加者の方々笑顔でウォーキングを行ないました。
ウォーキング後はいよいよ体操の始まりです。
今回は椅子に座ったまま簡単に出来る体操が中心のメニューとなりました。
基本体操として、指先の曲げ伸ばし、肘伸ばし腕ねじり、肘の上げ下げ、腕上げ横曲げ、脚の腿裏伸ばし等を行いました。最初は「どのような運動をするの？」と緊張し不安げな表情の参加者がたくさんいましたが、運動を行なっているうちに参加者の表情は次第に笑顔に変わっていきました。
続いて筋力とバランスの強化です。つま先と踵の上げ下げ、片足膝伸ばし、膝付け両足開閉、膝の持ち上げ等、を椅子に座ったままボールを用いて行い、さらに立ったままスクワット、膝曲げ後方上げ、片足立ちをとスムーズに進み、参加者の方々はさまざまな体操にチャレンジできたようです。
参加者の中には最後に、「また開催してくださいね」、「次ぎに芽室に来る時は教えてね」、「いつも応援していますよ」、「コンサドーレ札幌がんばって下さいね」と笑顔で先生やスタッフに声をかけられる場面もみられ、たくさんの方々に喜んでいただけた様子で「介護予防運動教室」は終了しました。
「今回の教室は、椅子に座ってテレビを見ながらでも簡単に出来る運動です。参加された方々は、自宅に戻ってからも運動を続けていただき、健康で楽しい生活を送ってもらえればと」。とコンサドーレ札幌のスタッフ。コンサドーレ札幌介護予防運動教室の地方開催は室蘭市、士別市…と道内５会場で実施する予定です。
