例年にも増して長かった今年のゴールデンウィーク。本格的な連休のスタートとなった5月2日（土）にニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FCの『ファミリーJoinデイズ』は、晴天の中、家族連れはもちろん、多くの人出でにぎわいました。特に、今年は横浜開港150周年にあたるため、『開国博Y150DAY』＆『ファミリーJoinデイズ』というコラボレーション企画として行われました。
ニッパツ三ツ沢球技場には、Ｊリーグ百年構想メッセンジャーであり、以前横浜FCで主将を務め、Ｊ2優勝とＪ1昇格の立役者にもなった城彰二さんとMr.ピッチが登場。城さんからは、「皆さんこんにちは。今日はＪリーグ百年構想メッセンジャーとしてMr.ピッチとここにやってきました。私たちは全国をまわって、芝生の大切さ、そしてよりよい環境を子どもたちに作っていこうと活動しています。皆さんの力も必要ですので、ぜひこれからもＪリーグを応援してください」という挨拶がありました。そして、ゴール裏からはおなじみの「城彰二コール」がわき起こります。城さんがいかに横浜FCで愛されているかがわかります。
そして、城さんが向かったのは今年の目玉企画「Y150DAYファミリーでFUNEを完成させよう！！」の会場。普段は足を踏み入れることがほとんどない、ピッチレベルのゴール裏に準備された2種類のFUNE（船）の部品。このFUNEに、横浜FCカラーの色紙を貼って大きなFUNEを完成させます。参加した方々は、ボランティアスタッフの指示に従って一生懸命に色紙を貼っていきます。「いいぞ」、「うまいね」、「糊を塗りすぎだね」など、色紙の貼り方へのお父さんのコーチングも飛び交い、ゴールデンウィークならではの、親子によるコミュニケーションの場になっています。もちろん、親子だけではなく若いファン・サポーターの姿も。途中からは、横浜FCの久富賢選手、伊藤竜司選手も加わり、老若男女問わず、一緒に協力してFUNEの制作作業に没頭します。そして、最後に挨拶を終えた城さんが登場。その場にいる子どもたちからは「城さんだ！」と大きな声が上がります。最後の2カ所の色紙を城さんが貼って完成。参加した親子からは「選手と一緒に完成させることができてよかった」と大変好評でした。
横浜に関係するプリキャラ（プリティキャラクター）のぬいぐるみとの記念撮影会「横浜プリキャラ大集合！家族でいっしょに写真を撮ろう！」のイベントも人気を集めました。今年から横浜FCのクラブマスコットとなった「フリ丸」、開国博のキャラクターの「たねまる」をはじめとして、たくさんのキャラクターが勢揃い。子どもだけでなく、大人も楽しんで大盛況でした。
今回のファミリーJoinデイズの各イベント会場は、まるで縁日のような盛り上がりで、にぎわいを見せていました。Ｊリーグの試合が行われるスタジアムが、多くの人のコミュニケーションの場、にぎわいの場になることが、Ｊリーグ百年構想の原動力となるということを、改めて感じさせられる1日となりました。
