待ちわびた暖かな陽気に包まれた仙台に、Mr.ピッチが登場！ ベガッ太と、そしてファン・サポーターと、楽しい一日を過ごしました。
ゴールデンウィーク期間の恒例となった「JリーグファミリーJoinデイズ」。仙台での初日となった5月1日（土）のＣ大阪戦は、それまでの長引いていた寒気が嘘のように、初夏ともいえる陽気に包まれたこともあり、多くの家族連れでユアテックスタジアム仙台が賑わっていました。
そんな来場者をいつものように、仙台のクラブマスコット、ベガッ太が迎えますが、この日はベガッ太の他にマスコットがもう一人。Ｊリーグから、あのMr.ピッチが仙台にやってきたのです。
まずは最寄りの地下鉄泉中央駅を出たファン・サポーターが向かってくる、スタジアムの北ゲート前に姿を現したMr.ピッチ。するとすぐに、Mr.ピッチの回りにはまさに老若男女の人だかりが。そんな人たちの記念撮影のお願いに、Mr.ピッチは応えていきます。さすがはＪリーグマスコット界の頂点（？）に位置するMr.ピッチ。その姿には風格すら漂います。
Mr.ピッチと近くで触れ合っていた方からは「ちゃんと（ピッチの断面として）階層構造になってるんだ」、「ピッチの質感がリアル」、「意外としっかり角張ってた…」など率直かつ素直な感想が様々聞かれましたが、ともあれファミリーJoinデイズならでは機会を、各々が楽しんでいた様子でした。その後、Mr.ピッチは、ベガッ太とともに記念撮影会に参加。ここでは北ゲートよりもさらに多くの人だかりができ、まさに大盛況となりました。
そして、仙台訪問の締めくくりとして、キックオフ１時間前には、Mr.ピッチがユアスタのピッチに登場しました。仙台はここまでリーグ戦2度のホームゲーム（第2節大宮戦、第7節神戸戦）で、開催直前の大雪のためにピッチが冠雪という事態に見舞われたのですが、この2度のピンチも、スタジアム近くの仙台商業高等学校の各運動部、そして仙台のファン・サポーターによる雪かきのボランティア活動によって、無事に開催にこぎ着けたといういきさつがありました。奇しくもこの日、雪かきに活躍した仙台商業の生徒たちが表彰を受けるというイベントもあり、そのような皆さんの愛情や努力によって維持されたピッチにMr.ピッチが立つというのも、何かの縁を感じてしまいます。
普段はやんちゃな振る舞いが印象的なベガッ太も、この日は「客人」であるMr.ピッチを、深々と頭を下げてお出迎え。そんなベガッ太は、試合翌日の5月2日（日）が11歳の誕生日とあって、Mr.ピッチからベガッ太へ、Mr.ピッチ自身のぬいぐるみが贈られました。
ところで、この「Mr.ピッチぬいぐるみ」、女性の取材陣からは「ちょっと、かわいい」「欲しい」という声も上がっていました。「Ｊリーグ百年構想」を皆さんに伝えるために生まれたメッセンジャー・Mr.ピッチは、仙台でも確実にファンを増やしていった様子です。
