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2011/07/10

2011Jリーグヤマザキナビスコカップ Power to the KIDSサッカークリニック

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子どもたちにスポーツにふれる機会を提供するとともに、東日本大震災の復興支援への思いを込め、2011Jリーグヤマザキナビスコカップに参加するJ1・18クラブの各ホームタウンおよび被災地において実施されている「2011Jリーグヤマザキナビスコカップ Power to the KIDS サッカークリニック」。

中でも精力的な活動を目指しているのがベガルタ仙台で、宮城県を中心に岩手、福島の各県で全15回のクリニック開催を予定しています。

その第1回が7月10日(日)、宮城県松島町の松島運動公園グラウンドで行われました。
当日朝にも津波注意報を伴う大きな余震が発生するなど、未だ震災への戦いが終わっていないこの地ですが、有名な松島観光海岸から車で15分ほど走った先の高台にある松島運動公園では、クリニック開始前から子どもたちの歓声と、ぎらぎら照りつける陽射しが夏の楽しい休日の雰囲気を作りだしていました。そこに特別コーチとして、平瀬智行ベガルタ仙台アンバサダーと、日本代表として1998年のFIFAワールドカップ フランス大会に出場した名良橋晃さんが登場すると、子どもたちの盛り上がりはより高まりました。

その光景を眺めながら喜びの表情を隠さないのが、クラブとともに今回のクリニック開催に尽力した利府松島商工会の杉原崇・青年部部長。杉原さんが地元で営んでいる海産物問屋に以前から来店していた仲だという平瀬さんと、震災後に偶然再会した杉原さん。そこで「復興をテーマに地元で色々やりたい」という思いを語るうちに、平瀬さんからクラブへ話が伝わり、この日のクリニック開催となりました。

「(杉原さんの暮らす)松島町はそんなに被害がなかったけれど、隣町の東松島市は津波で大きな被害を受けた。だから今回、東松島の子どもたちもぜひ呼びたかった」という事で、クリニックには松島町、利府町、東松島市から商工会によって招待された約100名の子どもたちが集合。「大人にはわからない、震災での何かしらの傷が子どもたちにもあると思うけれど、今日のみんなの顔は元気そのもの。本当にやって良かった」と杉原さんは語ります。

そうした誘致側の思いは活動を行うクラブ側にとっても嬉しいもの。ベガルタ仙台の貝田真・事業部ホームタウン課長も「少しでも、子どもたちの震災での辛い思いを払拭したいと思っていた」と語った上で、「個人的には、子どもたちにただ何か物資を届けるのではなく、子どもたちと一緒に何かをするという活動をしたいと思っていたので、これをもっと続けていけたら」と今後のクリニックへの思いも話してくれました。

さて、クリニックの風景に目を向けると、とにかくこの日は子どもたちが元気! 震災発生後、スクールや復興支援など様々な活動を行い、たくさんの子どもたちも見てきた平瀬さんも「子どもたちは震災直後からみんな元気でしたが、そういう笑顔にはこちらも救われる」とコメント。積極的に子どもたちに絡んでいきます。

また、「鹿島で一緒にやってきたし、サッカー仲間でもある平瀬さんがアンバサダーとして宮城を回っている姿を見て、自分も体を動かしてお手伝いをしたいと思った」と今回参加していただいた名良橋さんも、「子どもの笑顔は大事。そういう姿を常に見て、僕ら大人もしっかりやっていかないと。首都圏にいたらどうしても、言葉が出なくなってしまうほどのこちらの光景を忘れがちだけど、こうした活動は積み重ねてやっていく必要を感じます」と語っていました。

松島町から参加した菊地春希くん(6年)は「平瀬さんに会って、一緒に練習できたのは楽しかった。近くで見た平瀬さんはかっこいい。自分のチームもしばらく(震災で)活動が中止になって寂しかったけど、好きなサッカーをまた始められるようになってよかったし、今日のように、他の人とコミュニケーションをとれるのはよかった」と、喜びの一日を振り返ります。子どもたちにも、そして関わった大人たちにとっても、サッカーの絆を感じさせる、素晴らしいクリニックとなりました。

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