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2011/08/20

親子で学ぶサイエンスサッカースクール

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「サッカーボールがなぜ曲がってバナナシュートになるのか?」
なんとなく分かっているつもりでも、説明しようとすると困ってしまう。8月20日(土)、国立競技場でのJ1リーグ戦第22節、甲府 vs 浦和の試合前に行われた、Jリーグオフィシャルスポンサー東京エレクトロン主催「親子で学ぶサイエンスサッカースクール」では、このような疑問に答える科学実験や体験プログラムが多数用意されました。

事前応募により選ばれた50組100名の親子が招待されたこのプログラムは、ゲストの北澤豪さん、岩本輝雄さん(共にJリーグOB)にフリーキックを披露してもらう事からスタート! 岩本さんのキックが見事に曲がって何度もゴールに吸い込まれると、子どもたちから大きな歓声が上がりました。

科学実験講師の稲田大祐さん(NPO法人ガリレオ工房)が子どもたちに「どうしてボールが曲がったと思う?」と聞くと「ボールの端を蹴ったから」という答えが返ってきます。子どもたちの直感による答えをいくつか聞いた後、この日、何度も使われることになる『マグヌス力』という言葉が発表されました。『マグヌス力』とは、ドイツの科学者が150年以上前に確認した現象だそうですが、この言葉を知っている人はなかなかいません。

そこで、専用装置を使った科学実験で『マグヌス力』を証明することに。
まず、稲田さんが左右に動くレールの下に吊り下げられたボールを横回転させて、ボールの動きを見せます。参加した親子全員が集中して見つめますが、ボールはその場で回転するだけ。それを確認してから専用の扇風機でボールに風を当ててみると、それまで動かなかったボールがスーッと横に動き、子どもたちから「オーッ」という声が上がります。この実験で分かったのは、真上から見て反時計回りに回転しているボールに風を当てると左に動き、時計回りだと右に動くということ。

この実験では、ボールは回転させるだけでは曲らず、風の力を受けることで曲がることが証明されました。つまり、ボールを回転させて蹴り出し、風を受けることでフリーキックは曲がるのです。そこで今度は空気の抵抗を受けやすいビニール製のボールを使い、北澤さんと岩本さんに蹴り方のアドバイスを受けた子どもたちに『マグヌス力』を体感してもらいました。

続く実験では、カイト(凧)とは思えない形状でも『マグヌス力』が発生すれば空に浮くことを全員で体験しました。ボールのときは左右に動くことを証明しましたが、カイトでは上下の動きに置き換え、上方向に『マグヌス力』が働くように回転方向は固定。このカイトは電車の車輪と車軸のような形で、車軸の部分は風を受けると回転するようにボードが取り付けてあります。
子どもたちが勢いよく走ってカイトに風を当てると、車輪の部分は動かず車軸部分だけが回転して『マグヌス力』が発生し、カイトが浮き上がります。子どもたちにとって不思議なカイト経験になりました。

そんな科学実験の後にはサッカー教室も開催され、参加者の皆さんは国立競技場のピッチでゲストの北澤さん、岩本さん、司会の柳原哲也さん(お笑いコンビ「アメリカザリガニ」)、甲府の育成コーチたちと色々な側面から思いっきりサッカーを楽しみました。

北澤さんは、「現役のときに、『マグヌス力』という原理があることを知っているのと知っていないのでは大きく違ったと思います。今回は左右の動きだけでしたが、ボールを斜めに回転させたり、蹴り方を変えることでもっと複雑な動きをする。子どもたちがこの知識を生かしてくれることを期待しています」と話した。

稲田さんは「プロ選手が蹴るフリーキックのボールの曲り方は複雑。回転方向や蹴り方次第で色々な動きをします。また、追い風だと『マグヌス力』は低下するし、横風の場合もあります。科学的に全部の動きを解明できているわけではありませんが、子どもたちには今日実験した基本中の基本の動きをベースにして、色々経験して欲しい」と期待を込めました。

今回の科学実験ではボールが曲がる理由が分かりましたが、その科学でもちゃんと解明できないプロ選手のフリーキックの奥深さも分かり、サッカーの魅力がより子どもたちに伝わったのではないでしょうか。

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