８月６日（火）にカターレ富山 若手選手11名を対象に「メディア対応研修」が開催されました。
講師は、青島健太さん（元プロ野球選手・ヤクルト・スワローズの経歴を持ち、現在はスポーツキャスター）。
選手たちは、初めのうちは緊張している様子で表情が硬かったのですが、青島さんのユーモア溢れるジョークや軽快なトークで徐々に笑顔が増えていきました。
研修内容は『社会人としての心構え』ということで、目上の方に食事をご馳走になったときには、必ず翌日の午前中に電話でお礼を言うことが大切ということを教えていただきました。また、『メディア取材の意義と影響力』と『対応の基本』ということで、新聞がどれくらいの人に読まれているか、テレビがどれぐらいの人に見られているかなど、新聞やテレビの影響力をお話いただいた上で、その取材に応じて取り上げてもらうことはスタジアムで試合を頑張ることと同じくらい大事なのだということを教わりました。さらに、インタビューの際には『これだけ気を付けておけば、個性を上乗せしても大丈夫』という超実践的なアドバイスをいただき、『シミュレーション（模擬インタビュー）』を行いました。指名された金井大樹選手、山本祥輝選手、國吉貴博選手、森泰次郎選手、舘野俊祐選手が実際に様々なシチュエーションで青島さんのインタビューに受け答えをし、どの選手も青島さんからいただいたアドバイスを意識しながらそれぞれの個性をしっかり出していました。
青島さんから最後に「サッカー選手として活躍できる時間は短いと思うので、悔いのないように自分の枠からはみ出して頑張っていってほしい。今日言ったポイントさえ抑えておけば、君たちならどこに行っても大丈夫」と選手たちに温かい激励のお言葉を掛けていただきました。
「メディア対応研修」と言うと難しく、硬いイメージがありましたが、2時間という時間も短く感じるくらい面白いお話や実践的なアドバイスを聞くことができました。青島さんのお話はただ面白いだけではなく、聞いている人の気持ちを惹き付ける不思議な力や説得力があるように感じました。きっと選手たちも今日の青島さんのお話が心に響き、この研修を経て何か考え方や行動が変わり、選手としても一人の大人としても成長することができると思います。
