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oita

2013/10/28

「アスリート交流会」開催(大分トリニータユース)

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10月15日(火)、大分トリニータ ユース選手37名を対象に「アスリート交流会」が大銀ドーム会議室にて開催されました。

講師は、プロ車いすレーサーの廣道 純さん。

廣道さんは、高校生のときのバイク事故で脊髄を損傷し車椅子生活に。間もなく車椅子マラソンに出合いレースに出場するようになります。単身アメリカに渡り修業後、日本人初のプロ車いすレーサーとして、現在は年間20回ものレースに出場されています。2000年シドニーパラリンピック800メートルで銀メダル、04年アテネ大会では銅メダル獲得という実績の持ち主です。

競技に集中できる環境をもとめて日本初の車いすマラソンが開催された大分県に移り住み、大分トリニータの選手とも面識があることから今回の交流会が実現しました。

廣道さんのポリシーは「楽しむ」。
「自分は15歳のときに事故にあったおかげで、命とは、生きるとは、ということについて本当に真剣に考えた。その結論が、せっかく生かされた第二の人生を一生懸命生きていくこと。だから、毎日の人生を楽しもう、レースを楽しもうと思っている」。そして、楽しむためには強くなること、強くなるためにはハードな練習をするとのこと。

また、強くなるための秘訣として自分に合った目標を設定することの大切さをあげられました。「目標は低すぎても高すぎてもダメ。ちょっと頑張ればできる目標を持ち、それをクリアすることで楽しみながら頑張れる。人間には無限の可能性がある。自分に合った目標を設定することでずっと伸びていける」。

最後に、「世界のトップランナーは40代、50代でも上位で戦っている。自分も2020東京パラリンピックに向けて仕上げていく」と力強く宣言されました。

選手たちからの質問も多く、同じアスリートとして廣道さんのポジティブな生き方、言動のひとつひとつが彼らの心に刻まれた様子です。

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