11月6日（水）にFC東京U-18選手とトップチームの希望選手（権田修一選手と野澤英之選手が参加）を対象に「アスリート交流会」が開催されました。
講師は、及川晋平さん（元・車椅子バスケットボール日本代表選手。現・車椅子バスケットボール日本代表男子ヘッドコーチ）。
まず、及川さんから、車椅子バスケットに出会うまで、その後、日本代表選手としてシドニー大会、日本代表男子アシスタントコーチとしてロンドン大会と2回のパラリンピック出場についての自己紹介から始まりました。
実際にロンドンパラリンピックの映像、車椅子バスケットボールの映像を見ながら、「パラリンピアンは勝ち負けを超越した、自分の限界・リミットを超えてゆく存在である」と、障害者スポーツの世界についての説明がありました。そして、「サッカーと日々向き合う中で、サッカー以外の世界を知ることで、改めて、自分の可能性と選択肢を試す努力を継続して欲しい」とのメッセージをいただきました。
障害者スポーツについて初めて詳しく話を聞く機会を得たことで、選手からは、自分とサッカーとの関係を見つめ直すきっかけになったとの声が多くあがりました。「本当に好きなサッカーを誰よりも努力しようと改めて感じた」「あきらめない気持ちを持つことが次のステージへ行くカギだということを知った」「サッカーでの辛さは本当の辛さではない、何事も楽しむことが大事だ」「自分次第で可能性・選択肢は大きくも小さくもなる」など。また、同じチームスポーツということで、「一人ひとりの長所や短所を皆が理解し、その上でチームワークを深めていくことの大切さを再確認できた」という感想がありました。及川さんとの交流会は、選手たちにとって多いに刺激になった時間となりました。
