9月14日(水)、ギラヴァンツ北九州 トップチーム選手を対象に「メディア・コミュニケーション研修」を実施いたしました。
講師は、潮 智史さん(朝日新聞社スポーツ部記者)。
冒頭に、潮さんから「今日の研修が終わったら、自分が自身及びギラヴァンツのセールスマン、プロはそういうことを求められているのだということを理解してもらえればよい」と、研修のゴールの提示がありました。
まずは、ポジション別に状況を設定し、ツイッターの要領で140字ぐらいのコメントを考えるトレーニングから始まりました。
次に、メディア対応は、一方的に発信するものではなくコミュニケーションであること、メディアの向こうにファンやサポーターがいて人間性が伝わること、選手一人一人の発言は本人だけでなくギラヴァンツひいては日本のサッカーの価値に直接つながっていること、つまり自分の価値を高めるのも下げるのも自分次第で、すべては自分に跳ね返ってくるという心構えをお話いただきました。
その後、潮さんが実際に取材し記事にした事例などを紹介した後、最後に、インタビューの実践を行い、研修は終了となりました。
参加した選手からは「自分のこと、クラブのこと、ファンやサポーターのことを常に理解していないといろいろな言葉の引き出しが出てこないと感じた」「メディアを通して『ギラヴァンツ北九州の一員である自分』と『ひとりの人間ひとりの選手としての自分』をうまく伝え、価値を高める重要性を再認識した。個性が大事!」「質問者側の気持ちを考えると一言や簡単な言葉で終わるのはあまり良くないし、具体的に話した方がもっと楽しく面白いものになる可能性があると感じた」「一言一言にしっかり意図を持ち、お互いにいい関係を築いていけるようやっていこうと思います」「自分の言葉で自分やクラブをもっとアピールしていこうと思いました。ありきたりな受け答えだけじゃなく、記者の方やサポーターの方が興味を持つような発言をこれからしていければいいと思います」などの感想が寄せられました。
写真協力/ギラヴァンツ北九州