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2017/10/02

「アスリート交流会」開催(FC東京)

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9月12日(火)FC東京でトップチーム選手30名を対象に「アスリート交流会」が開催されました。

講師は、元陸上選手の為末大さん。陸上スプリント種目の世界大会で日本初のメダル獲得者であり、現役引退後は自ら様々な団体を立ち上げ、スポーツに留まらず社会、教育、研究に関する活動を幅広く行われています。

今回の交流会では、為末さんが現役時代から大事にしていた考え方を選手たちへ伝えていただきました。

世界一を目指していたという為末さんは、「どうすれば勝てるのか、成長し続けられるのか」ということを常に考え続け、試合やトレーニングの度に内省することを大事にしていました。内省とは、「なぜこの結果になったのか」「次はどうするのか」と、何が本当の理由だったかを自分と向き合いよく考えることだとお話されました。

内省を考えるきっかけとなったのは、22歳で初めて出場したシドニーオリンピック。ずっと出場を目指していたオリンピックの舞台で、為末さんはレース中に転倒してしまい予選敗退となってしまいました。このレースをきっかけに人間の心について興味を持ち、「どうすれば勝てるのか」と考えるようになったそうです。「転んで、それ自身の何が問題だったのかを追求した」、「自分なりにロジカルに問題点を見つけることが大事だ」と、実際の試合の映像を交えながら当時の内省の思考プロセスを詳しくお話され、選手たちも興味深く為末さんの言葉に耳を傾けていました。

また、為末さんが内省する時に意識していたのは「コントロールできるものに意識を向けること」だそうです。試合時には様々な運や条件がある中で、勝負に勝つために、自分でコントロールできるものを改善できるように、意識をそれに向ける訓練をしたと内省を繰り返す中でも、大事にしていたポイントを選手たちに伝えられました。

最後に、為末さんから選手たちへ「どのように自分が変化すれば生き残れるのかを考えることが大切」とメッセージが送られました。「どうすれば勝てるのか」と内省する思考プロセスは、選手時代だけでなく、引退した今も社会で通用する普遍的な考え方だと伝えられ、現在幅広い分野で活動される為末さんの言葉に選手たちも刺激を受けたようでした。

質疑応答では、「出場した3回のオリンピックの心境の変化を教えてください」、「学生時代にずっと一番を取りながら、上を目指し続けられたのはどうしてですか」など、選手たちから質問も多く出ました。

終了後、選手たちからの感想では、「自分が変わらなければいけないこと、変わってはいけないことをもう一度考えるきっかけになった」、「今まで自分で内省をしていたつもりだったけど、まだまだ足りなかった。もっと深く掘り出せば、もっと成長できるのではないかと感じました」、「長く活躍し続けるには、環境に適応していく選手が生き残っていけるとわかった」などが寄せられ、自身の選手としてのキャリアや競技との向き合い方に大いに刺激になったようでした。

写真提供/FC東京

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