2018年４月26日（木）水戸ホーリーホックでトップチームの選手を対象に、クラブハウス『アツマーレ』にて「ＯＢ交流会」が開催されました。
講師は、水戸ホーリーホックにも在籍したことのある選手ＯＢ・岡本達也さん（磐田～水戸～鳥取。2014シーズン後引退。現在は株式会社Criacaoで活躍中）。
まずは、岡本さんの水戸ホーリーホック時代のエピソードなどを交えながら、現役選手のときに感じていたことをお話しいただきました。
引退後、ビジネス界に転じ、サッカー界を外からみることになった岡本さんは、他の産業と比較してサッカー界を客観的な視点から考えるようになったそうです。実際に、他業種の会社の売上など様々な「数字」を提示いただきながら、ＪリーグやＪクラブの現在地を確認し、その事実から考えられることについて選手やスタッフと意見交換を行いました。
最後に岡本さんから、スポーツが持つ力や影響力、数字だけでは表せない社会の中での価値について話がありました。今回のＯＢ交流会では、一人ひとりが「なぜサッカーをするのか？」「勝った先に何があるのか？」「自分は何がしたいのか？」ということに向き合うきっかけをもらうことができたと思います。
終了後、選手からは、「自分たちの仕事は、たくさんの人の感情を動かせるチカラがあることを再認識できたし、サッカー選手としての価値を考え直すいい機会になった」「自分はサッカー選手の立場からサッカーについて感じることはあるけれど、ビジネス面からのアプローチによってまた違うサッカーの見方ができた。子どもたちの憧れになっているサッカーが、数字（売上）でみたら他業界の会社に全然歯がたっていない現実があった」「スポーツのもつ力について深く考えさせられた。スポーツは人の感情を揺さぶることができそれが感動へつながる。その背景にはクラブや選手のストーリーがあり共感につながる。サッカー選手としてそういうことを意識して取り組んでいこうと思う」などの意見や感想が寄せられました。
写真提供／水戸ホーリーホック
