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2019/11/18

2019Jリーグ版よのなか科実施(名古屋グランパスU13)

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7月7日~11月17日にかけて、名古屋グランパスU13所属選手(21名)を対象にJリーグ版「よのなか科」を実施いたしました。

プログラムの進行役は、育成統括部スクールーグループの大長亮さん。

名古屋グランパスでは、よのなか科の取組みは7年目になります。5回のプログラムでは、クラブの経営、Jリーグの理念、サッカーをとりまく職業、それぞれの職業に必要な「意志」「役割」「能力」、選手自身の5年後のキャリアイメージプランについて考えました。

第1回「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、クラブがどのようにして成り立っているのか、ということを学びました。ゲスト出演した小西工己代表取締役社長からは、クラブとお金の話を通して、クラブ経営の難しさやクラブが目指す地域に愛されるクラブについて熱い想いを伝えていただきました。

第2回「Jリーグがめざすものを考える」では、Jリーグの取り組みはもちろんのこと、グランパスのホームタウンとなっている名古屋市・三好市・豊田市に対して地域との繋がりを深めるために取り組んでいることをホームタウン担当の田中希代子さんに事前に取材をし、写真を使い説明をしました。中でも、アカデミー選手の多くが通うために利用している三好駅にはグランパスのポスターやのぼりなどグランパスに関するものが数多くあり、選手達も日頃から何気なく見ているものにもさまざまな人の協力によるものであることに気づくことができ、グランパスのアカデミーの選手として所属しているということは、常に地域の方々に見られている立場だと実感し、責任感に近い感情をもって生活しないといけないと感じてくれていました。

第3回の「Jリーグをとりまく職業を考える」では、豊田スタジアムにてトップチームの試合の前に豊田スタジアムをアカデミー選手・保護者と一緒に周りスタジアムで実際に働いている人達を見つけるツアーをし、その後トップの監督・選手が会見を行うスタジアム内の記者会見室を使って、振り返りをしながら、Jリーグをとりまく職業について学びました。その中で豊田スタジアム内のグランパス選手のロッカールームに行った時の選手の輝いた目は、選手のやる気スイッチが押されたように感じました。選手の多くはこのロッカールームに選手としていつか来ると振り返りに決意を述べてくれていました。

第4回の「職業と「意志」「役割」「能力」の関係を考える」では、意志・役割・能力について学び、ゲストティーチャーとしてグランパスの社員でチケット担当をしている遠藤友貴彦さんとトップチームとアカデミーの練習場の芝生管理をしている東洋グリーンの田中篤史さんに仕事に対する意志・役割・能力について話をしてもらいました。グランパスでは今シーズンはホームゲームの試合を観に来てくださるファミリーの方がとても増えています。そこで遠藤さんには、多くのチケットを販売するためには自分でアイディア考え行動することの大切さとグランパス愛を非常に熱く伝えていただきました。東洋グリーンの田中篤史さんの「自分の管理している芝生で怪我した選手がいた時は責任を感じる」という言葉はU13の選手にも仕事に対する強い意思が伝わっていました。その他にも芝生に対する情熱を聞き、今後は芝生では絶対に唾も吐かないという感想があったように、多くの人に支えられてプレーできていることを実感してました。感謝の気持ちをもって行動する気持ちを育むことができたのではないかと思います。

そして最後の第5回目は「自分のキャリアイメージプランを考える」では、選手の5年後のキャリアプランを個々に作成し、発表をしました。恥ずかしそうに発表する選手や強い意志を感じる話し方の選手などさまざまではありましたが、言語化することにより、選手自身も現在の自分と今後取り組むべきことを整理できていたように感じました。その後ゲストとして、トップチームの藤井陽也選手(アカデミー出身)に参加していただきました。選手・保護者の質問に答える形式で話をしてもらいました。30分間の質問タイムにも丁寧な言葉で最後まで答えてくれる藤井選手の姿はアカデミー選手にとっては目指すべき姿だと強く印象付けるとともに、改めてプロサッカー選手になるということは単にサッカーが上手いだけではないということが理解できたと思います。そんな藤井選手は最後に後輩へ向けて、[ジュニアユースの時からプロサッカー選手になりたいという気持ちを強くもつこと] [その気持ちをもって実際に行動を起こすことの大切さ] [サッカー選手になるためにも日々の勉強も疎かにしないで取り組むこと]が、プロサッカー選手になるためには大切であるということを、自身の経験談を踏まえて熱く話をしてくださいました。

最後は、プログラムの進行を務めた大長さんから「私は、よのなか科を通して、選手がよりプロサッカー選手になりたいという気持ちを強くもつことができるようになってもらいたいという想いがありました。サッカーをとりまくさまざまなことを学ぶ中でプロサッカー選手までの道筋がより明確になり、今まで自分にどこか自信がなかった選手や目標が明確にもてなかった選手がプロになりたいと言えるようになり、行動に起こすきっかけになってくれたら嬉しく思います」とエールを送り、「よのなか科」の全日程が終了しました。

選手たちは、この「よのなか科」を通じて、明確な5年後の目標へ向けて、今何をしなければいけないのか、何が必要なのか、“考える”1つのきっかけになったのではないでしょうか。この選手たちの中から、近い将来にでも「よのなか科」にサプライズゲストとして登場してくれることも期待しつつ、これからも温かくサポートしていきたいと思います。

①大長 亮 - 第1回 ②大長 亮 - 模造紙記入 ③大長 亮 - スタジアム見学 ④大長 亮 - スタジアム記者会見室 ⑤大長 亮 - 代表者発表 ⑥大長 亮 - 藤井選手 ⑦大長 亮 - 藤井選手集合写真

写真提供/名古屋グランパス

なお今回は、2019年度Jリーグ版よのなか科ファシリテーター養成講座の一環として開催されました。

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