2019年12月8日（日）、栃木ＳＣ アカデミー（U-9～U-13）の選手と保護者90名を対象に「スポーツ栄養講座」が開催されました。
講師は、神戸女子大学准教授の坂元美子先生。坂元先生は野球やサッカーをはじめ多くのトップアスリートの栄養管理を担当されています。
今回は「トップアスリートを育てる食事～成長期選手の食事のとり方～」というテーマでお話いただきました。
前半は、トップアスリートになるためにはバランス良く食事をとることの大切さでした。バランスの良い食事とは五大栄養素をしっかりとることで、なぜバランス良くとらなければいけないのか、具体的に何をどのタイミングで食べればより効果的に摂取することができるのかをとても丁寧に説明していただきました。
後半は、アスリートとして中学生から高校生にかけていちばん発育する時期に多くのエネルギーをとらないと成長後のパフォーマンスに影響がでることを前提に、今回参加した小学生にも今心がけること、そして、トップアスリートになるために、何よりも正しい生活習慣・食習慣を身につけ、自己管理がでるようになってほしいとのメッセージをいただきました。
参加した選手からは、「今まではあまりバランス良く食べることを考えず、好きな物を沢山食べていました。考えはどちらかというと質より量でした。でも今回の栄養講座を受けて、バランス良く食べることの大切さを学びました」「体づくりには特にレバーと納豆が良いことが分かり、これからは積極的に食べようと思います」「食事中の水分補給は控えたほうが良いことが分かったので、出来るだけ控えて味噌汁を飲みます」などの声が聞かれ、保護者の方からも「子供の夢・目標達成のためにも私自身、食育に関してもっと勉強して、今まで以上に真剣に取り組みたいと思います」「食事の大切さにおいて、子供と親の意識の温度差を感じていたので、今回一緒に講座を受けられたことで、親子で共有して良い取り組みができると感じました」など、参加して今後に生かせる貴重なお話を聞けて良かったという声を沢山いただきました。
今回の研修を通じて、選手と保護者が一緒に学び、考え、共有出来たことは、選手の今後の成長に大いに役立つ機会となりました。
写真提供／栃木ＳＣ
