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人材育成

okayama

2022/01/07

2021Jリーグ版 よのなか科実施           (ファジアーノ岡山U-14)

2021年8月4日(水)~11月10日(水)にかけて、ファジアーノ岡山U-14所属選手(18名)を対象にJリーグ版よのなか科を実施致しました。

プログラムの進行役は、ファジアーノ岡山U-15コーチの猿田 公章 さん。ファジアーノ岡山でのよのなか科の取り組みは9年目になります。5回のプログラムでは、クラブの経営、Jリーグの理念、サッカーをとりまく職業、それぞれの職業に必要な「意志」「役割」「能力」、選手自身の5年後のキャリアイメージプランについて考えました。

第1回の「Jクラブをとりまく“お金”から仕組みを考える」では、北川 真也 代表取締役社長から、「子どもたちに夢を!」というクラブ理念のもとアカデミー選手を含めたファジアーノファミリーが、サッカーを通じて「岡山」のスポーツ文化発展のためにすべきことを熱く語っていただきました。

第2回の「Jリーグがめざすものを考える」では、ホームタウン活動の目的、内容について理解を深める中で、地域のスポーツ文化発展のため、様々な取り組みを行っていることを学びました。実際に小学校の時に体育の授業でトップチームの選手と一緒にサッカーをした事、学校で給食を一緒に食べた事、また平成30年7月西日本豪雨で被災した際にトップチームの選手が激励に来てくれた事、などホームタウン活動を体験したエピソードをU-14の選手が話をしてくれました。

第3回、第4回は“職業”に関する内容でしたが、ここでもゲストティーチャーの素晴らしいレクチャーがありました。社内からのゲストとして、地域コミュニケーション推進部の内富 基陸 さんを招き、企業の方々に応援していただくために大切な事や、クラブの理念を実現させるために必要な事を学びました。仮にうまくいかなかったとしても引きずることなく「次へ切り替え、何度もチャレンジする事が大切!」と、自身も仕事をするうえで大切にしているというメンタル面でのアドバイスも頂きました。また、社外ゲストとして、スポンサーでもあるエイコースポーツの店舗販売の荒川 智久 さんをお招きしました。荒川さんは、販売に携わる立場としての仕事について熱く語るだけではなく、コミュニケーションの大切さや、そのコツまで教えてくださいました。

そして最終回。第5回の「自分のキャリアイメージプランを考える」では、トップチーム選手の川本 梨誉 選手(清水エスパルスジュニアユース出身)と山田 恭也 選手(ファジアーノ岡山U-15出身)がゲストとして登場。彼らはともにJクラブのアカデミー出身の20歳で、今回受講しているU-14の選手たち同様、よのなか科を受講した選手です。2人はアカデミー時代の話、プロになって感じている事、U-14選手へのメッセージなど真摯に話してくれました。U-14選手から「プロになるために必要な事は?」「そのためにやり続けた事は?」と意志・役割・能力を意識した質問から「14歳に戻れるとしたら何を意識してトレーニングをするか?」「FWから見てどういうGKがやりにくいか?」「体が小さい選手は何を意識したらよいか?」など、夢を叶えた先輩2人から必死に吸収しようと、真剣な眼差しで話を聞く姿が印象的でした。

選手たちは、このよのなか科を通じて、多くの職業とそれに携わる情熱溢れる方々で成り立つサッカー産業に触れ、自らの将来を考える意識が高まったと同時に、競技者としての人間性・社会性の形成、コミュニケーション能力の必要性を理解し、ファジアーノ岡山でトップチームに上がりたい、プロサッカー選手になりたいという想いを強く持ったようでした。全5回の授業、それぞれで“本物”に触れたこのよのなか科。今後の彼らに期待を抱きながら、いつしか、彼らが“本物”となるよう、その成長をサポートしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真提供/ファジアーノ岡山

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