Ｊリーグは、来季のＪ２クラブのＪ１への昇格に関する資格審査および日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）加盟クラブのＪリーグへの入会について下記項目を決定しました。
■Ｊ２クラブの資格審査
（１）Ｊ２クラブがＪ１資格要件を満たしているかどうか、9月のＪリーグ理事会で確認する。
（２）経営諮問委員会および事務局は、8月までに、Ｊ２クラブの準備状況－特にホームスタジアム計画と財政状況について調査する。
（３）財政状況の評価は、経営諮問委員会が一定の基準に基づいて行う。
＊（1）、（2）：本年2月の理事会にて、入れ替え戦に出場するＪ２クラブは10月理事会までにＪ１資格要件を満たしていることを承認されなければならないと決定したが、10月理事会からシーズン末までは1ヶ月半しかない。したがって9月理事会で事前に検討することでクラブが対策を講じる時間を確保する。また（３）については、Ｊ１昇格後クラブの経営規模を拡大することが一般的であることから、Ｊ２クラブの財政状態の健全性を予め確認することを目的とする。
■日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）加盟クラブのＪリーグ入会
（１）経営諮問委員会および事務局は、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の同意のもと、2005年シーズンにＪリーグ入会を希望しているＪＦＬ加盟クラブに対して、8月31日までに次の項目を調査する。
- 地域との協力体制
- ホームスタジアム、練習場の現状および計画
- クラブの経営状態または経営見込み
- その他、チェアマンが必要と認めた項目
（２）なお、新入会に関するＪリーグの考え方は下記の通りである。
- Ｊリーグは新入会クラブを歓迎する。将来は全国に100以上のクラブをつくりたいと考えている。
- 他方Ｊクラブが地域社会に対して果たすべき最大の義務は、クラブとして存続していくことである。この観点から、クラブと地域の協力体制、およびクラブの経営状態について、事前の厳格なチェックが必要となる。また既存のＪクラブの経営環境およびＪリーグの運営方法を急激かつ大幅に変更しなくて済む範囲で、新入会を受け入れていく。
- Ｊリーグは、2005年シーズンに新入会するクラブ数が「2」を下回ることが望ましいと考えている。「2」を超えるとＪ２が13クラブとなり、4回戦リーグ戦を継続するのが困難になるため。
