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2008/11/13

三浦知良選手 学校訪問授業『夢で逢えたら』

11月13日(木)、横浜市神奈川区羽沢町の横浜市立羽沢小学校にて、学校訪問授業『夢で逢えたら』が開催されました。この授業は、三浦知良選手がヴィッセル神戸在籍時の2003年2月にスタートし、三浦選手をはじめ現役選手たちが子どもたちと対話をする中で、夢を持つことの大切さを伝えていくことを目的として実施されているものです。

午後2時20分、教室前の廊下にスーツ姿の三浦知良選手が姿を現しました。「今日は僕、先生だから!」ほがらかな笑顔で登壇すると、子どもたちの顔が一斉に上がります。「自己紹介をします。僕は41歳、サッカー選手をしています」いよいよ、学校訪問授業『夢で逢えたら』が始まりました。

子どもたちのため、ただその一点に心を砕いたこの授業は、子どもたちが緊張せず集中して授業を受けられるように報道陣へは非公開で実施されています。授業終了後に再び教室を訪れると、三浦選手と子どもたちとの心の距離がぐんと近づいているその変化に驚かされます。

授業の1週間前、「将来の夢」をテーマに子どもたちは作文に取り組みました。三浦選手がその作文ひとつひとつに目を通し、自身の経験を交えながらメッセージを伝えるという形式で行われるこの授業。子どもたちはどのように感じたのでしょう。

「最初は将来の夢という作文を書くのが大変でした。なかなか書き出せなくて、悩んで悩んで書きました。でもカズさんが、そうやって悩みながら自分の夢を見つけるというのが、とっても大切なことだよと教えてくれました」。
「夢を持つことの大切さについての話を聞きました。ブラジルで過ごしたこととか、ブラジルで夢を持っていたこととか。夢に向かって努力することが大事だって、カズさんは話してくれました」。
弾ける笑顔で話す子どもたちの瞳は大きく見開かれ、次々と繰り出される言葉の端々に、実際に三浦選手と過ごした濃密な時間の程が伺えます。

2005年に三浦選手が横浜FCに移籍してから3回目を迎えた『夢で逢えたら』。手応えはどうだったのでしょうか。

「失敗を恐れないで、夢に向かって一生懸命にやるということが大事だと伝えたくて、この学校訪問授業を続けています。子どもたちを取り巻く環境の変化について言われていますが、子どもたちに実際に接してみると、しっかりしているなぁと逆にホッとする部分が多いですね。みんな素直に授業を聞いてくれますし、いつも安心して家に帰っています」と授業の実感について報告をする三浦選手。

「自分も若い頃、ブラジルで、夢を持ってサッカーをしていました。そして自分の今現在の夢、それは、サッカーをやり続けたい、1試合でも多く、1日でも長くやり続けたいということです。それが僕の夢です。子どもの頃から変わらないですよね」

たくさん悩み、考えながら自分を見つめること自体が、まずはとても大切なこと。やりたいことを見つけたら、それに向けて努力し続けること。その夢を持ち続けること。それを伝えていきたいという三浦選手。その思いは、しっかりと子どもたちに届いていました。

「横浜市では、小学生を対象とした放課後児童活動への取り組みに力を入れています。これら行政とも協力しながら、今後も横浜FCは、地域の子どもたちのための活動を続けていきたいと考えています。その一環として、三浦選手が神戸時代から続けてきた学校訪問授業『夢で逢えたら』もぜひ継続していきたいです。選手は子どもたちに夢を与えられる存在。その選手たちと一緒になって、さらに活動を広げられれば。三浦選手の授業あり、他の選手たちによる校庭でのサッカー教室あり、例えばそのような試みもできるかもしれません」そう話すのは、横浜FC広報部の藤野絵理香氏。「満員のスタジアムで、選手、ファン・サポーター、フロントスタッフ全員が幸せな一瞬の中でサッカーができる、楽しめる、そういう場を作りたい、それが夢です」と話します。

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