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人材育成

shonan

2019/09/06

「アスリート交流会」開催(湘南ベルマーレ・トップチーム)

8月28日(水)湘南ベルマーレの新卒2年目の若手選手はじめスタッフ17名対象に「アスリート交流会」が開催されました。

講師は、元プロボクサーで第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオン木村悠さん。現在はボクシング解説や企業・大学等での講演活動をされています。

現在チームでは新卒2年目の若手選手中心に月1回目標設定を行っています。目標内容を決め、目標達成までの過程、時間の使い方等が重要となる為、木村さんより今回お話いただきました。

冒頭では、1R(3分間)で自己紹介を行いました。①今年の目標 ②実は○○ ③趣味・好きな事を選手同士で改めて話し、和やかな雰囲気となりました。この自己紹介の目的としては、目標を口に出して相手に伝える事はとても大事な事だと仰っていました。日々共に過ごしているからこそお互いの目標を伝え合う機会はなかなかない事だと思うのでとても大切な場となりました。

まずは、ボクシングのルールはじめ、木村さんがなぜ商社で働きながらボクシングを両立したのかについてお話をしてくださいました。ボクシングでは試合出場の可否を決めるのはジムであり、それはサッカーも同様にチームがメンバーを決定します。出場するには自分を変えないといけないと思った木村さんは、偶然大学時代の友人に会う機会があり、社会で働き成長している姿を見て自分も一般企業で働くことで成長できるかもしれないと考え両立の道を選択したそうです。そして、限られた時間の中でゴールを設定し、逆算をして一日一日を過ごされました。今日は、何をしなければいけないのか、を常に考えることで無駄な時間を割かずに日々向き合ってきたそうです。

また、目標を達成するポイントを幾つかお話しして頂きました。中でも目標設定の際には「期限を必ず決める事」という点で、木村さんは過去に日本チャンピオンと世界チャンピオンになられた人の年齢やタイミングなどを調べ、ご自身と照らし合わせて具体的に目標・目的を設定されたそうです。

そして、達成に向け努力する際は「ネガティブな情報からは近づかずプラス思考に考え、行動をすることが大事である。」と教えて頂きました。木村さんご自身も、世界戦の前は、インターネット上など自分にとってネガティブな情報には触れず、試合後勝利インタビューで話す内容を考えたり、チャンピオンベルトを巻いた自分の写真を待ち受け画像にされたり、勝利を具体的にイメージされたそうです。

最後に、プロアスリートとして木村さんが意識されていたことをお教え頂きました。「家族、友人はじめ応援される人にならなければいけない。その為には自分自身が影響を与えられる人にならなければいけない。そして、恩返しをする気持ちでプロとしてプレイをしなければならない」。その言葉には選手だけではなくスタッフもより一層身が引き締まる思いでした。

チームで行っている目標設定に通ずるポイントをいくつかお話して頂き、より明確な目的、達成に至るまでの時間のマネジメント、目標を変えるコツなど今まで行ってきたことにプラスαとなるお話でした。

選手達からは、「応援されるような人になりたい」「違う競技且つ個人スポーツのお話を聞けてとても面白かった」「目標設定の参考にとてもなりました」など、今回のお話から人間として、またプロサッカー選手として成長できるきっかけになったと思います。

最後の質疑応答では、積極的に選手からも質問があり一つ一つ丁寧にお答えしてくださいました。また、講演会後も選手達は木村さんの元へ行き、お話を聞きにいくなど非常に有意義な時間になりました。

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写真提供/湘南ベルマーレ

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