シャレン!Jリーグ社会連携
ヴィッセル神戸
GOAL for SMILE プロジェクト
「GOAL for SMILE プロジェクト」〜ゴールの先に子どもたちの未来がある〜は、神戸市、教育委員会、クラブが連携し、ヴィッセル神戸の公式戦(リーグ戦・リーグカップ戦・天皇杯)で1ゴールにつき、サッカーボールを神戸市立の小学校に寄贈する取組です。クラブ創設15周年を迎えた2010年からスタートし、毎年神戸市内のすべての小学校(全164校)に選手たちが直接訪問し、ボールをお届けするとともに、子供たちに夢を与えられる存在になることを目的に実施しています。
※20年〜21年はコロナ禍で選手訪問を見送り、映像を全校に配布
- 活動場所
- 神戸市内の全市立小学校
- 協働者
- 行政、学校、選手
- 協働者名
- 神戸市、教育委員会、市立の各小学校、PTA
協働者の声
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神戸市市長/久元 喜造 氏
ヴィッセル神戸が2010年3月に本取組を開始してからもう12年が経過し、プロジェクト開始から1年後の2011年4月には神戸市内の全小学校(当時は166校)への訪問を達成、神戸市内の小学生に夢を与えてくれています。当市としても、神戸の子供たちの笑顔に繋がる本プロジェクトを引き続き支援していきたいと考えております。
活動詳細情報
1. 公式サイト
5. 公式YouTube③
ストーリー
「GOAL for SMILE」プロジェクトは、1995年に創設され、神戸の皆様とともに歩んだクラブ創設15年という節目に始動しました。
サブタイトルを「ゴールの先に子どもたちの未来がある。」としています。これは昨今、サッカー人口減少や子どもの体力低下が危惧されている中で「もっと子どもにサッカーをしてほしい」「スポーツに触れる機会を増やしたい」という想いが込められています。また、ヴィッセル神戸の選手が決めたゴールがきっかけで子どもが笑顔になり、配られたボールでプロサッカー選手を初めとした夢に向かって未来に希望を持つ子どもが増えてくれればという想いが込められています。毎年、神戸市内全164校の小学校に訪問しています。
実際に夢を実現させた選手を間近で見ると「僕もサッカー選手になりたい」という夢を話す子供たちが沢山います。
2022年10月に槙野智章選手が小学校を訪問した際は「僕も槙野選手のようにプロのサッカー選手になる!という夢を、目に見えるところに書いて頑張りたい」と目を輝かせる児童もいました。
また、長年活動していると嬉しい事もあり、当時小学生だった小林友希選手(ヴィッセル神戸→セルティックFC)は子供の頃に学校にやってきたヴィッセル神戸の選手と接して夢を追いかけ、「夢」が花開くこととなり、今度は逆に夢を与える選手として本プロジェクトに参加しました。
これからも選手たちが神戸の子供たちに夢を与え、彼らが夢を実現させることで地域社会に貢献するという良い循環を根付かせていくために、このプロジェクトを継続していきたいと考えています。
また、本プロジェクトは地域の子供たち、学校、行政等とクラブを繋ぐ大切な機会ともなっています。本プロジェクトを実施するにあたっては、訪問先である小学校の先生たちはもちろんのこと、教育委員会、PTAなどと連携も必要となります。また、今後は企業との連携も取り入れて実施していくように考えています。
活動には教育委員会や市役所の担当部署とも十分な調整が必要となります。このプロジェクトを12年継続させる中でクラブと地域・行政との繋がりはより強固なものとなりました。この繋がりはクラブが地域で様々な活動をする上での礎となっています。
Jクラブは「それぞれのホームタウンにおいて、地域社会と一体となったクラブづくり(社会貢献活動を含む)を行う」こととされています。またSDGsとしても「4.質の高い教育」「17.パートナーシップで目標を達成」に該当し、今後もヴィッセル神戸が地域に愛され、地域に根差したスポーツクラブであり続けるために、今後も一人でも多くの子供たちに「夢」を与え続けていきたいと考えています。