シャレン!/Jリーグ社会連携

シャレン!Jリーグ社会連携シャレン!Jリーグ社会連携

Jリーグをつかおう!社会のために。

ヴァンラーレ八戸

牛乳でスマイルプロジェクトinプラスタ

ホームタウンの東北町は、県内随一の酪農の町。その東北町では、コロナ禍の学校給食の停止や猛暑での酪農牛の健康被害など、大きな被害を受けました。そんな東北町や酪農家の皆様を応援しようと、ヴァンラーレ八戸ではホーム戦会場にて、東北町、酪農家、牛乳製造会社などと共同で、牛乳配布イベントを実施しました。当日は1000名以上の方が列に並ぶ大盛況。予定していた東北町産牛乳の無料配布がすべて終了しました。今回の取り組みを経て、ファン・サポーターの皆様に向けて酪農の課題の周知ならびにその他の県内産商品の消費PRにも繋げていき、継続的な消費拡大に向けて取り組んでいます。

活動場所
プライフーズスタジアム
協働者
行政、 企業、 農家
協働者名
東北町役場、萩原乳業、酪農家

協働者の声

活動詳細情報

1.公式X

ストーリー

私たちヴァンラーレ八戸のホームタウンの一つである青森県上北郡東北町。県内第2位の生乳産出額を誇る酪農の町でもあります。現在、酪農業界では「牛乳余り」が全国的な課題となっておりました。2014年ごろ、「バター不足」が深刻な問題となり、国内生産量を増加させるながれとなりました。しかし、2020年からの新型コロナウイルス流行による学校給食の停止や飲食店の休業、外食控えなどにより消費量が激減。大量の生乳が余り、廃棄されていました。さらに、昨今の情勢による飼料高騰、昨年の猛暑による酪農牛の健康被害など、酪農家への逆風が続きます。

ヴァンラーレ八戸では、ホーム戦でホームタウンサンクスデーとして、ホームタウン市町村の住民の方の招待企画と、市町村のPRを行っております。東北町サンクスデー開催に向けての聞き取りの中で、前述の牛乳余り問題についてお聞きしました。町としても様々な取り組みを行っていたものの、まだまだ厳しい状況でした。そんな中で、ヴァンラーレ八戸としては、県民の方一人一人が地域の課題を認識することができれば解決に向かうのではないかと考え、「その課題を周知すること」を第一に企画を検討していきました。

試合の来場者の満足度が高くなる企画の一つが来場者プレゼント。ここで来場者に向けて東北町でとれた牛乳を配布したいということになりました。東北町産生乳を取り扱う萩原乳業株式会社へ今回の企画にご賛同いただき、1000個の牛乳を配布することとなりました。また、山崎製パン株式会社様、カルビー株式会社様、ヤマザキビスケット株式会社様、大島食品工業株式会社様からも趣旨にご賛同をいただき、商品をご提供いただきました。当日は1000名以上の方が列に並び、雨天ではありましたがすべての商品が配布されました。さらに、東北町の酪農家の方より、ホルスタイン牛をプライフーズスタジアムに連れてきていただき、乳搾り体験を実施いただきました。ホルスタイン牛の負担の面もあり人数制限はありましたが、子どもたちを中心に多くの方が参加し、盛り上がりました。

今回は東北町役場、企業、酪農家とともに、課題解決に向かいました。本取り組みについては、県内各種メディアからも取り上げていただいたことで、他社や他市町村からの問い合わせもいただきました。また、ファン・サポーターの皆様からもイベントを楽しみながら地域課題を知ることのできる良い機会だったとお言葉をいただきました。

私たちだけでは実施することができなかったと思いますが、自治体や企業の皆様のご協力があり、実施することができました。今後も各ホームタウン市町村とより密に連携を取り、地域の皆様とともに地域の課題を解決し、地域をより良くしていけるよう、様々な取り組みを行っていきたいと考えております。

PDFをダウンロードする

全国のシャレン!活動をSNSでシェア! 全国のシャレン!活動をSNSでシェア!

シャレン!の最新情報を公式SNSでチェック! シャレン!の情報は公式SNSでも発信中!