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いわきFC

選手・スタッフが認知症サポーターとして活動!

2025年には約700万人、65歳以上の5人に1人がなるといわれる認知症。高齢者に多い疾患である一方、誰にでも起こりうる病気で、特に海外では、プロサッカー選手の認知症等リスクが一般人よりも高いと研究結果が出るなど注目を集めており、決してひとごとではありません。 
今回は、保健福祉士と共に、シミュレーションを通じて、症状や行動心理、接し方など認知症の正しい知識を学び、選手・スタッフ自身が「認知症サポーター」になることで、「認知症になっても安心して自分らしく暮らせるまちづくり」に向けた啓発活動を行います。

活動場所
いわきFCパーク
協働者
行政、 NPO、 医療法人
協働者名
いわき市役所、特定非営利活動法人地域福祉ネットワークいわき平地域包括支援センター、医療法人社団秀友会

協働者の声

活動詳細情報

1.公式Instagram

ストーリー

認知症は、記憶力の喪失、認知機能の低下、判断力の衰えなど、生活等に支障をきたすようになった状態の総称であり、現代社会において、重要な健康課題の一つとなっています。
認知症に対する社会的なイメージは、時に誤解や偏見といった理解不足に大きく影響を受けることがあり、患者本人、そしてその家族が社会的に深刻な差別や孤立状態に直面する可能性があります。

いわきFCでは、このような状況を危惧し、選手やクラブスタッフ自らが認知症を正しく理解したい、そして「認知症になっても、できる限り住み慣れた場所で、安心して、自分らしく暮らせるまちづくり」を実現したいと考え、その第一歩として、認知症を受容する意識醸成を目的に、行政とNPO法人の協力のもと、選手7人、クラブスタッフ5人が「認知症サポーター」の認定を受けました。
認定を受けるための講習の中で「認知症になったとしても人の気持ちは残る」と話があり、認知症患者を驚かさないようにそっと見守ること、急かさず優しい口調で声かけをすること、人生の先輩として尊敬の念をもって接し、指示や否定言葉を使わない心がけなど、出来る限り温かい気持ちで接することが大切だと学び、これに限らず人としての優しさ、気遣いを持つことが必要だと感じました。
また、介護をしている家族の気持ちとして、発症時のとまどいや拒絶、割り切りをいったりきたりしながら受け入れていくこと、「迷惑をかけてはいけない」という思いがあるため、労いの言葉ひとつでも気持ちはぐっと楽になることがわかりました。
認知症サポーターと認定された選手は「認知症が身近にあるものだと感じた。また認知症の症状や支え方を知ることが出来たので、学んだことを広めていきたい 」、「人それぞれの症状にあった接し方でなるべく自立をさせるなど、権利を奪わず接していきたい 」など、自分たちが積極的に、この課題に取り組んでいく意識を持つことができました。

今後もSNSで発信や、直接患者とふれあう機会を設けるなど、クラブ全体でサポートに取り組むことでより多くの方に認知症に対する正しい知識を発信し続け、差別や誤解のない、すべての人が安心して暮らせるまちづくりにつなげます。 

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