シャレン!/Jリーグ社会連携

シャレン!Jリーグ社会連携シャレン!Jリーグ社会連携

Jリーグをつかおう!社会のために。

ベガルタ仙台

タイの子どもたちにベガルタ仙台を届けよう

SDGsの取組みの一環として、タイのスラムや難民キャンプで暮らす社会的に弱い立場の子どもたちのため、使用しなくなったベガルタ仙台グッズをサポーターのみなさまに寄付いただき、難民キャンプやスラムの子どもたちに届けました。2022年から活動しており、23年は、999点をお届け。サッカー教室には約40名の子どもが参加しました。生活、教育、児童就労など様々な問題を抱える子どもたちに、ベガルタグッズとサッカー教室で笑顔を届けると同時に自立支援を促します。

活動場所
タイ国メーソートの難民キャンプやスラムコミュニティ
協働者
住民、 学校、 NPO、 ファン・サポーター、 スタジアム、 選手、 ボランティア
協働者名
NGO団体Play Onside、クラブOB大久保剛志選手とYUKI FOOT BALL CLUB、ファンサポーター、スポンサー4社

協働者の声

活動詳細情報

1.公式サイト

ストーリー

23年は、206名のサポーターの方々から合計999アイテムを寄付をいただき、グッズの受け皿と現地のコーディネートは大久保剛志氏が運営するYUKI FOOTBALL ACADEMYと、NGOのPlay Onsideに担っていただきました。

バンコクで乗り継ぎ、ミャンマーとの国境の街、メーソートへ。ミャンマー国内では民族紛争に端を発した深刻な差別問題に直面しています。就労や教育を受ける機会などの基本的人権も制限されています。武力衝突、空爆、無差別砲撃、放火、インフラの破壊などにより、多くの民間人の命と生活が危険にさらされ、そこから逃れるため、ミャンマーとタイの国境にある川を不法に渡って逃れてくる難民が後を絶ちません。その難民たちのキャンプコミュニティが多数形成されているのがここメーソートであり、商店街やストリートにはミャンマー語の看板があふれています。メーソートの労働人口もミャンマー人が低賃金で支えているというのがこの街の実態でした。我々が視察したキャンプの近くには生ゴミ処理場があり、そこで500人ほどが生計をたてていました。舗装がされていない土面の道路に木造の家屋。雨期に大雨が降れば、小川の氾濫も伴いすぐに冠水するような場所でした。そこで改めて現実を目の当たりにします。命からがら逃げてきた人たちのコミュニティ。パスポートもIDもない無国籍状態。毎日を生きるのが精いっぱいであり、文字通りの「その日暮らし」。課題は、就学の習慣がない親が学業よりも日銭稼ぎを優先させる児童労働。性教育もされず若くしての妊娠とそこから派生するネグレクトや児童虐待。昨年、タイのチェンマイでもスラムを視察しましたが、場所が変わっても問題は全く一緒。英語の苦手な我々でも「No hope No future」という言葉が胸に重くのしかかりました。この度協業したPlay Onsideは、企業や個人の寄付を財源とし、その課題に真っ向から向き合い、自立支援に取り組んでいます。手作りでコミュニティハウスを作る、荒地を手でならしてサッカーグラウンドを整備する、学校教育やタイ語教育など学業面もサポートするが、卒業しても公的な証明書は発行されない。だからこそ、スポーツに注ぐ情熱で意欲を持ってもらうことで自立を促します。そこには、子どもたちの歓声や笑顔が溢れます。笑顔が明るい未来を切り開く。それこそがサッカーが持つ意義です。

クラブができることは、サッカーで自立を促し、元気を共にする、サポーターのみなさまと物的支援をする。そしてこの現実を我々の発信力で広く日本に知らしめることです。

宮城、仙台が活動の軸となるが、タイの課題にSDGsの観点で取り組むことが引いては売り手、買い手、世間の「三方良し」に繋がります。そして、地域問わず、課題を顕在化させ、発信し主体的に解決に取り組む。これが地域に生かされたJクラブの存在意義であることを忘れてはいけません。

PDFをダウンロードする

全国のシャレン!活動をSNSでシェア! 全国のシャレン!活動をSNSでシェア!

シャレン!の最新情報を公式SNSでチェック! シャレン!の情報は公式SNSでも発信中!