2025年7月30日(水)に日産スタジアムで開催された「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団」において、Jリーグはサッカーを通じて環境問題や社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現を目指す活動であるサステナブルアクションを実施しました。
東ゲート広場では「サステナブルステーション」を開設。砂の中に埋まったプラスチックごみを探す「プラ干狩り体験」では、一見きれいに見える環境にも見えないごみが潜んでいることを体感。子どもから大人まで多くの方が参加してくれました。参加したお子さんは「沢山取れて嬉しかったけど綺麗に見えた砂の中に、沢山にプラゴミが埋まっていて驚いた」「プラスチックごみを出さないように気を付けたいと思った」などの感想を述べてくれ、環境保全に対する気付きを得る機会となりました。また、使い捨てプラスチック削減を呼びかける「HEROs PLEDGE」では、賛同の意思を示してくれた来場者に、シードペーパーや間伐材で出来たうちわなどのサステナブルなグッズを進呈しました。
また事前募集で選ばれた子どもと保護者の方20組40名が参加する「サステナワークショップ」も開催。気候変動がサッカーや日常生活に与える影響について考え、自分たちができるアクションについて意見を交わしました。さらに日本財団HEROsのパートナーアスリートである元なでしこジャパンの近賀ゆかりさん、モーグルのオリンピアンの伊藤さつきさん、スノーボードのオリンピアンの橋本通代さんらも参加し、子どもたちと一緒に気候変動についてディスカッションをしました。最後は子ども全員が前に出て、皆の前で自分ができる気候アクションに関して「ものを大切に使い続けます」「ゴミをしっかり分別したり、水筒を持ち歩いたりしてペットボトルの使用を減らしたいと思います」などのアクション宣言をしました。
また、熱中症対策とプラスチック削減を両立するため、会場各所にはウォーターサーバーを計10台設置。日中はかなり気温も高かったこともあり、非常に多くの来場者がウォーターサーバーで給水をしました。
更に、グッズ販売エリアでは会計後のスペースに、グッズの包装ビニールの回収ボックスを設置し、回収した素材を活用したアップサイクルグッズの制作を行う試みも初めて実施しました。完成したアップサイクルグッズは後日HEROs PLEDGE登録をしてくれた方へのアンケート回答者から抽選でプレゼントをする予定です。
また、今回の大会において投入されたエネルギーや資源の再利用状況を測定し、今後の大会運営の持続可能性向上にもつなげていくため、資源循環率の把握にも取り組みました。
さらに、障がいや生きづらさを抱えるかたとその支援者が参加する「就労体験」も実施。入場ゲートにて実施したチラシの配布などを通じて社会参加の場を創出しました。
今後もJリーグは、より良い未来のために様々なサステナブルアクションを実施していきます。