Jリーグ気候アクション Jリーグ気候アクション

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2025JリーグYBCルヴァンカップ決勝にて、サステナブルアクションを実施!

2025年11月1日(土)に国立競技場で開催された「2025JリーグYBCルヴァンカップ決勝」において、Jリーグはサッカーを通じて環境問題や社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現を目指す活動であるサステナブルアクションを実施しました。

場外のFゲート付近では「サステナブルステーション」を開設しました。サステナブルステーションでは、環境省との連携協定の一環として、ヤマザキビスケット株式会社、環境省、柏レイソル、サンフレッチェ広島との協働にてフードドライブ、小型家電回収、衣類回収を実施しました。当日、いずれかの取組にひとつでもご協力いただいた方には返礼品として環境省提供の「コガタカデンズクリアファイル」と、Club J.LEAGUEアプリをお持ちの方には特別なデジタルメダルもプレゼントしました。

フードドライブは、各家庭で使いきれない未使用食品を持ち寄り、まとめて地域の福祉施設や団体などに寄贈するもので、乾麺やお菓子など4.60Kgが集まり、今回は開催地の新宿区にある「NPO法人キッズ未来プロジェクト」に集まった食品をすべて寄贈しました。

小型家電回収は、各家庭にある使わなくなった携帯電話やパソコン等の小型家電を回収し、再資源化を目指すもので、小型家電リサイクル法のもと国の認定事業者と提携し、対象小型家電の回収を行い、ノートPC、携帯電話(ガラケー・スマホ)など21.1Kgの小型家電を回収しました。

衣類回収は、各家庭にあるレプリカユニフォーム、トレーニングウェアなど、ポリエステル含有量の多い、着なくなった衣類を回収し、再資源化を目指すもので8.78Kgの衣類を持ち寄っていただき、回収しました。

ブックドライブは、各家庭にある読み終わった本を障がい者就労施設に寄付し、障がい者就労支援に役立てるもので、81冊の本が集まりました。寄付された本は、障がい者就労施設で再生し、オンラインで販売し、収益を施設で働く障がい者の方々の工賃(報酬)にしていただきました。

また、Jリーグは理念の1つでもある「国際社会における交流及び親善への貢献」に基づき、サッカーを通じて日本とASEANのユース年代の交流促進を図る一環として、外務省が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS」に協力しています。そして今回、スポーツを通じたSDGsへの貢献や社会課題解決に関心を持つASEAN11か国の高校生及び引率者88名が来場し、サステナブルステーションの視察をしました。サステナブルステーションの前で説明を受けた学生たちは、積極的にスタッフへ質問をしていました。帰国後に、衣類を集めて必要とする人たちへ寄付する取り組みをしたいと語る学生もおり、Jリーグがスポーツを通じて実施する活動から多くのことを学び、実践しようとしていました。

DE&Iの観点からは、誰もが試合を楽しめる環境を目指しセンサリールームの用意をしました。センサリールームとは、音や光、ニオイなどの五感の刺激を少なくし、聴覚・視覚など感覚過敏の症状がある人やその家族が安心して過ごせる空間・部屋のことです。国立競技場の個室(南側コーナー付近)を使って合計2部屋を用意しました。来場してすぐは初めての場所に戸惑っていたお子さんも落ち着ける環境を整えた部屋でゆっくりすることで慣れ、ご両親もご家族での試合観戦を心から楽しんでいらっしゃいました。

また、精神・知的障がい者などの障がいをもつ方々が就労体験をし、一般就労を目指すプロジェクトとして本大会を活用いただきました。入場ゲートでの来場者へ向けて、プレゼント等の配付をしていただきました。前回楽しかったのでまた参加した、という方も含め13名が参加、大きな声で「こんにちは!」「いらっしゃいませ!」と来場者に呼び掛けてお菓子を渡すと「ありがとう」と返してくださる方も多く、参加者全員、最後まで業務にあたって配り終えることができました。

そして、犯罪被害遺児の支援として警視庁、ヤマザキビスケット株式会社との協働により、犯罪被害遺児を本試合に招待しました。これは犯罪により家族を亡くした児童が、つらい体験を抱えつつも、夢や希望を持って成長していくきっかけを提供するとともに、社会全体で犯罪被害者等を支える気運の醸成を図る取組の一環として実施したものになります。通常の試合観戦への招待に加え、ピッチサイド見学などの特別な体験も提供しました。

今後もJリーグは、より良い未来のために様々なサステナブルアクションを実施していきます。