TEAMチーム紹介

チェルシーfc

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クラブの歴史

クラブの歴史
 創設は1905年3月10日。西ロンドンのフラムにスタンフォード・ブリッジ・スポーツグラウンドを購入したビジネスマン、ヘンリー・“ガス”・ミアーズがここを本拠地とするクラブをつくった。彼の死後もこの家系が代々オーナーを務めてきたが、1982年に財政難に陥ったクラブをビジネスマンのケン・ベイツがわずか1ポンドで買い取り、1996年にはクラブを株式会社とした。2003年には現在のオーナーであるロマン・アブラモビッチが最大株主となり、経営権を掌握。このロシア人富豪は惜しげもなく巨額の私財を投じ、多くの一流の選手や監督を迎え、プレミアリーグやチャンピオンズリーグを制すなど、チームを今に通じる真の強豪に仕立て上げた。

獲得タイトル

獲得タイトル
 クラブ史上初めてのタイトルは、1954-55シーズンのイングランド1部リーグ。創設以来、主に1部リーグを戦ってきたチームが50年目に悲願を果たした。以降はリーグタイトルに恵まれない日々が続いたが、アブラモビッチがオーナーとなってから戦力が充実。ジョゼ・モウリーニョ監督のもと、2004-05シーズンからプレミアリーグを連覇し、その後も3度、同リーグを制している。2011-12シーズンには、悲願のチャンピオンズリーグ優勝を達成。アンドレ・ビラス=ボアス監督が解任されたあと、アシスタントから昇格したロベルト・ディ・マッテオ暫定監督のもとでの戴冠だった。そのほか、FAカップを8度、リーグカップを5度、そして今季、プレミア対決を制し、二度目のヨーロッパリーグ優勝を成し遂げている。

マスコット

マスコット
 クラブの紋章は、後ろを向いて杖を持ち、二足で立つブルーライオン。ロンドンのチェルシー地区の紋章を元に、1953年に採用された。その後、より自然な姿に近いライオンに変わった時期もあったが、2005年から再び二足で立つ獅子となった。マスコットも同様にこの最強の肉食動物で、その名は「STAMFORD」。こちらは通常のライオンと同じ黄色の体躯と茶色のたてがみを持ち、チェルシーのブルーのユニフォームを着ている。メスの「BRIDGET」は赤い頬とピンクのスパイクが特徴。2人(2匹?)は試合前の会場周辺で、写真撮影など積極的にファンサービスに努めている。

中心選手

 攻撃の中心を担うのはジョルジーニョ。中盤の底から巧みなパスワークでリズムを生み出す。このブラジル出身のイタリア代表MFは、まさにピッチ上の指揮官としてチームをコントロールする。エンゴロ・カンテは世界一の守備的を備えたセントラルMF。小柄ながら豊富な運動量と、敏捷性を生かし、次々に相手からボールを奪い取る。昨夏の高い唯一、すべてのリーグ戦に先発(途中交代は一度だけ)したのは、主将のセサル・アスピリクエタだ。インテリジェンスに溢れるライトバックはチームメイトから全幅の信頼を受ける。守護神ケパ・アリサバラガは昨夏に推定7100万ポンド(約97億円)とGK史上最高額で加入し、昨季の成功に貢献した。エースのエデン・アザールの移籍が痛手だが、オリヴィエ・ジルー、ウィリアンら前線には各国代表のタレントが揃っている。

OB選手・歴代監督

 2000年代の成功を支えた二人の偉大なイングランド代表、ジョン・テリーとフランク・ランパードこそ、チェルシーを代表するレジェンドだ。DFのテリーは下部組織からチェルシーで過ごし、ファーストチームでは15年以上にわたって主軸を担った。MFのランパードは生え抜きではないものの、2001年から13シーズン、中盤のレギュラーを務め、2009-10シーズンにはMFながらリーグ戦22得点を決めるなど、攻守に欠かせない存在だった。現在はダービー・カウンティの監督を務めており、サッリ監督が退団した現在、後任候補のひとりと噂されている。
現在鳥栖でプレーするフェルナンド・トーレスも、チェルシーOBのひとりだ。2011-12シーズンには、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献した。
 また、そのCL決勝で同点ゴールを決め、PK戦の最後のキッカーを務めたディディエ・ドログバや、類まれなスキルで90年代のチェルシーを彩ったジャンフランコ・ゾラ(現:コーチ)、今季限りで現役を退いたペトル・チェフらもサポーターに愛された名手たちだ。監督では黄金期を築いたモウリーニョ、CL制覇に導いたディ・マッテオ、プレミアリーグとFAカップを制したアントニオ・コンテらがタイトルをもたらしてきた。
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現在鳥栖でプレーするフェルナンド・トーレスもチェルシーの一員として活躍した。

オフ・ザ・ピッチのキャラクター

 ブラジル代表のウィリアンはメディアの対応にも快く応じ、英語の質問にもしっかり答えるナイスガイだ。サインを求めた少年のファンからボールを渡されると、気さくに一緒にリフティングをしたりすることも。レスター時代に岡崎慎司と同僚だったカンテは、慎ましい人柄とライフスタイルで知られている。スター選手の多くが複数のきらびやかな高級車を所有するなか、W杯ウィナーの肩書きを持つこのフランス代表は、中古車に乗っているらしい。カーリーヘアがトレードマークのファンの人気者ダヴィド・ルイスは、ピッチ上ではタフなプレーも辞さないDFだが、普段は家族を大事にする敬虔なクリスチャンで、母国の多くの恵まれない人々のためにいつも祈りを欠かさないという。ブラジル人らしい陽気なキャラクターの持ち主で、歌や踊りもうまい。
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お金にまつわる数字

チェルシーがこれまでに支払った移籍金の最高額は、GKケパに支払った推定8000万ユーロ。以下、下記の通り。
ケパ(8000万ユーロ)
ジョルジーニョ(5700万ユーロ)
ミシー・バチュアイ(3900万ユーロ)
エンゴロ・カンテ(3580万ユーロ)
ウィリアン(3550万ユーロ)
アザール(3500万ユーロ)
ダヴィド・ルイス(3500万ユーロ)

サラリーについては諸説あるが、
カンテ(推定週給29万ポンド)
ゴンサロ・イグアイン(同27万ポンド)
アザール(同20万ポンド)
ケパ(同19万ポンド)
オリヴィエ・ジルー(同12万ポンド)
ダニー・ドリンクウォーター(同12万ポンド)
ジョルジーニョ(同10万ポンド)
の順と言われている。

※1ユーロは約123円、1ポンドは約138円(2019年6月時点)
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