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柏レイソル

学校訪問活動「レイソルしま専科」 

柏レイソルは柏市、柏市教育委員会との協働で、2006年から学校訪問事業「レイソルしま専科」を実施している。2020年から続くコロナ禍で、学校側としては、さまざまな教育(特にキャリア教育)では、実際に職業人との接触機会が著しく減少していることが課題だった。
一方、クラブ・選手にとってもピッチ外の活動が減少し、地域との連帯感、関係が希薄にもなっていた。
そこで2022年から対面での学校訪問活動を復活し、選手が登壇しカリキュラムを実施、直接生徒たちと交流することで、学校側の課題を解決を図ることとした。

活動場所
柏市内小中学校
協働者
行政、学校、学生、選手
協働者名
柏市役所、柏市教育委員会、柏市内小中学校職員、学生

協働者の声

活動詳細情報

1.公式サイト

ストーリー

2006年から開始した学校訪問事業「レイソルしま専科」。 2020年のコロナ禍以降、実施が困難な時期があったが、まずは2021年にオンラインで、そして2022年は現場での開催を目指していた。
2022年4月に柏市および柏市教育委員会を通じて、市内44の公立小・中学校へ案内を開始した。柏市教育委員会では、公立小・中学校市内校長先生が一堂に集まる「校長会」での説明する時間を設けていただいた。すると、校長会翌週から複数の学校から問い合わせが入った。当時はコロナの感染状況が少し落ち着いていたこともあるが、何よりも教育現場で職業人との接触機会を求めていることが先生方との会話の中で強く感じられた。

クラブでは強化部と連携し、実施計画を立てた。一方では選手側にも協力を呼びかけ、また事前に説明会を開催し、個別に原稿作成の講習を行い、なぜ今、この事業を大切にしているのか、自分たちが赴く意味などを丁寧に説明することで、選手が取り組みやすくなるように働きかけた。

  準備期間を経て、2022年6月14日(火)の柏市立富勢西小学校への訪問で再開。6月下旬にも1校で実施し、夏休み以降はさらに活動を拡げようとしていたが、再びコロナに阻まれた。ようやく感染状況が落ちついた10月以降に再開、シーズン終了後ではあったが11月18日まで活動を行った。

  最後に訪れたのは柏市立柏中学校。高校受験を控える中学3年生に上島選手と加藤選手が登壇、これからどう過ごしていくのか、努力することの大切さなど約1時間以上にわたって熱くエールを贈った。生徒たちからは両選手への感謝だけでなく自らの夢に照らし合わせてみたり、励まされたといったコメントが届いた。また学校の先生からは「地元のサッカークラブとの教育的な協働を取り組めることは、クラブの理念を具現化しており、非常に有用である。さらに活動を広めてほしい」と熱を込めて伝えていただいた。 結果、2022シーズンはコロナ禍以前よりも多いのべ11校、1300人を超える受講者となった。
また活動を知った他の自治体や、私立校からの問い合わせが増えたのは新たな驚きでもあった。 のべ17年間実施している本事業では何度かの変遷があった。学校教育の現場もカリキュラムが変化していく中ではあるが、地域のために出来ることを変わらず愚直に続けていくことの大切さに改めて気づかされた一年であった。

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